日没後は外に出ないルール

長男の体内時計は概ね正確で、時計を覚える前から同じスケジュールの生活を続けている。起床に関しては、日の出に合わせるのではなく起床時刻で起きるように生活ルールを変更したが、それ以外は基本”太陽とともに”生活をしている。日の出とともに起き、日の入り後2〜3時間後に寝る、規則正しい生活を何年も続けている。ほとんど家の中にいる長男だが、自然の摂理に則した生活を続けている。

そんな“自然児“の長男は、日没後外にいることをとても嫌がる。遊びに行っていても、日が沈み始めると帰宅時刻を気にし始める。例え車の中であっても、外が暗いと家の外にいることを拒否する。やや遠方のレジャースポットへお出かけをしていたとしても、15〜16時頃には現地を離れる。外が暗くなったら家の中に居て、風呂を済ませテレビを見ながら夕飯を待ちたいようだ。それ故、覚えているかぎりで家族全員で夕飯を外食にした経験がない。唯一の例外はディズニーのパーク内だけだ。

なぜ、長男は夜を嫌がるのだろうか。理由を突き止めたい。

自閉症による特性?

ネットで調べる限り、長男のようなケースはヒットしない。ブログ等で探す限り見つからない。自閉症の典型的な行動パターンではないようだ。

暗所恐怖症

暗所恐怖症は、暗闇を病的に怖がることをいう。その症状としては息切れ、過度の発汗、吐き気、震え、動悸、発話・思考の不明瞭、現実感の喪失などが見られる。

Wikipediaより引用

これではないと思う。花火をする時には、喜んで外へ出るからだ。ディズニーランドでは平気で外に居る。家の中なら暗い部屋でも平気だ。

就寝が早いから?

長男は19時台に必ず就寝する。逆算して、夕飯は19時から食べ始める。就寝時刻から逆算すると、日没ぐらいに帰宅している必要があると考えて、こだわるのだろうな。科学的ではないが、可能性が高い。

動物の本能的なもの?

人間は本能的に暗闇を嫌うという。大半の動物にとって、夜は捕食されるリスクが高まるからだ。本能的に夜の闇が嫌なのだろうか。これも有力だが、科学的ではない。夜の暗さを怖がっている感じではない。家の中でも、ライトが付いていない暗さを怖がりはしない。

ルーティンが崩れる兆候として捉えている

おそらくこれだと思う。風呂、夕食、就寝を逆算すると、”家に到着したい時刻”をおおよそイメージしているのだろう。これに迫ると、ストレスを感じるのだと思われる。スケジュールへのこだわりが一番有力と思われる。

我が家の生活リズムは、帰宅が早く、夕飯を外食せず、子どもたちが早寝するので、困り事は今のところ何もない。困っていないので治そうと思っていない。規則正しい生活のベースになっているので、むしろ続いた方がいいようにも思う。我が家が外遊び大好きだったら、遠出できず滞在時間も短くなるので困るだろうが、それもない。困っていないが、理由は知りたい。長男は未だ多くの謎を持っている。

ところで、数年後、長男が就労する歳になった時でもこのこだわりは残っているのだろうか?

そして、我が家にのみ発生した出来事をつらつらと書いたが、果たして私以外の人が見て興味を持てる内容だったのだろうか?反省。