アザラシ?ペンギン?暑いの苦手

長男は気温の変化に対処することが苦手だ。寒さにはかなり順応できるようになったが、暑いのは未だに苦手なままだ。以前は湿度(雨)も苦手だった。寒暖と湿気に悩まされていた頃に比べれば、かなり成長はしているが、夏の暑さは未だ堪えるので“鬼門の季節“だ。真夏の彼にとって、クーラーと扇風機、水遊びは欠かせないアイテムだ。涼しい部屋(27.5度で飼育可能)のソファーに横たわり、リモコン片手に録画したテレビ番組を見る。昼間には庭のプールで水遊びをさせる。昼ごはんに焼きそばかナポリタンを与え、おやつにラスクとジョアを与えれば簡単に飼育できる。ペンギンやアザラシの飼育員さんに親近感を感じてしまうのはなぜだろう。

未就学の頃は、夏場の熱線を浴びるだけで弱ってしまい、日傘の影にいないと移動できなかった。夏場の蒸し暑さで体力を削られるので、出掛けた先でしょっちゅう不安定になった。よく泣かれ、苦労させられた。小学校生活と彼自身の成長、あと暑熱アイテムによって、暑さに順応できるようになった。日本の夏は数年前より暑くなっているが、今の方が対応できている。

我が家1/1の事例でしかないが、暑熱アイテムは水平展開できるかもしれないので紹介する。保冷剤と保冷バック、保冷バックには濡れタオルとアクエリアス(ウチはzeroを嗜好している)、キャップ着用。これだけだ。大したアイテムはないが、これらで暑さを凌げている。本当はハーフパンツ着用を加えたいのだが、服のこだわりがある彼は長ズボンしか履かないので、実現していない。長男は、夏場屋外へ出ようとしないので、意図せずリスク回避を図っているのだろう。無理して外へ出ず、涼しい屋内に留まるのが、一番の暑熱対策になっている。

気象条件に苦手を持つ自閉症児は多い。未就学期の療育クラスでは、大半が暑さ寒さが苦手、気圧の変化に過敏な反応をする子もいた。長男が今通う支援級にも暑さが苦手な子は多い。暑熱対策は、自閉症児共通の課題なのかもしれない。

長男を見ていて、汗のかき方が少し違うように感じた。暑さの割に汗をかかなかった。そこで、前述のアクエリアスZEROをおおめに飲ませることにした。ZEROをチョイスした理由は、肥満防止と味の好みだ。水分摂取量が増えたことで、暑さに強くなった。このアイテムは夏場乗り切るのに欠かせない。

今年の夏も暑そうだ。コロナ対策のため、マスク着用というマイナス要素もある。無理に外出せず、夏を乗り越えましょう