鬱だけじゃない 躁もつらい

躁鬱と一括りで語られるが、両者は相反するものだ。私の場合は、躁状態のコントロールに苦しんでいる。


まず、一般的な定義から。(Wikipediaより引用)

躁病

気分が異常に高揚し、夜も眠らずに、支離滅裂な言動を発したり、危険を顧みなくなるような状態になる期間(病相)。

Wikipedia

鬱病

気分障害の一種で、抑うつ気分、意欲・興味・精神活動の低下、焦燥、食欲低下、不眠、持続する悲しみ・不安などを特徴とした精神障害である

Wikipedia

(以下、鬱は「うつ」、躁は「ソウ」と表記)

うつが”落ちる”に対して、ソウは”上がる”イメージだろうか。躁鬱で多く語られるのは、うつの方だろう。薬も抑うつ状態を解消する為に処方されるものが大半のように感じる。
私事になるのだが、うつ状態への対応には慣れている。私はうつと20年以上のお付き合いなので、ある程度対処法を身に付けている。メンタルが落ちていても異状を自覚することができ、塞いでいる中でベターな対応を取ることができる。

ただ、ソウに関してはなかなかできない。
私の場合、調子がいい時、何か一つ課題を終えた時、他人とコミュニケーションを多く取った時、疲れている時にソウのスイッチが入る。
ソウになると、少しハイになったような感覚になり、浮足立ったような状態になる。
積極的になるので、色々なことをやりたくなる。仕事であれば、より難しいことや多くのこと、他人のサポートなどをやりたくなる。
そして、突然ソウのスイッチが切れる。
ソウ状態で務めた業務は、後で振り返るとあまり精度や出来が良くない。周りに迷惑をかけていたり、自身の評価を落としているのではないか、とすら思ってしまう。

ソウ状態は長続きしないこと
ソウ状態は非常に疲れること
ソウが終わると反動が来ること

これらのマイナスがあるので、私はソウに手を焼いている。

下記のサイトの状態が、一番分かりやすいように感じたので紹介します。

躁状態はこんな病気

済生会HP

私はいつも、「自分には、なんて操縦の難しい機体が支給されたのだろう」と思ってしまう。いくつか長所がある愛機なのたが、如何せん飛行が難しい。気を休めるとすぐに墜落の危険が生じる。自閉症の長男はもっと難しい機体に乗っているので、わがままは言えない。しかし、ほとんどの人が何の苦労もなく”自動操縦で飛んでいる”姿を見ると、やるせない気持ちになる。