運動会恐怖症

夏休み明けの長男は、思っていた以上に毎日元気良く登校してくれている。コロナ対策によるイレギュラーが多い中で頑張ってくれている。コロナ対策には上手く順応できている。ただ、最近、イライラして声を荒げることが増えてきた。その原因は、おそらく運動会だ。

ウチの子が通う小学校の今年の運動会は、10月末に予定されている。本来は5月末開催なのだが、昨年安倍さんが思い付きで学校を休校させたことで秋にずれ、今年も秋開催でスケジューリングされている。今秋、コロナの状況で運動会が開催されるかどうか分からないが、予定通りならそろそろ運動会の練習が始まる。その為、長男は不安を感じているようだ。

自閉症の長男は、昔から運動会が苦手だ。低学年の頃は、なんとか対応できる演目を選んで参加していた。体操服に着替えられず参加した年もあった。開会式前に早退した年もあった。

運動会が苦手な原因は、特定が難しいほど沢山考えられるが、最も大きいのは“非日常“。自閉症児の苦手な非日常・不規則が、運動会には詰まっている。

長男は、練習の始まっていない今の段階で、運動会への不満や不安を口にしている。昔の運動会で嫌だったことを、一人でブツブツ話している。この独り言はガス抜きの一環なので、親は基本相手にしない。少し冷淡な対応だが、相手をせず長男ぬ好きなだけ喋らせている。ストレスが和らぐと、長男の独り言は止まる。先週末はこの独り言が多かった。間違いなく運動会に不安を感じている。

1年間でウチが最も疲れるのは、運動会の時期だ。今年もその鬼門のシーズンが到来した。およそ2ヶ月間、生きた心地がしないだろう。