電子辞書

自閉症の長男は、本やテレビから語彙を習得している。
長男から『○○ってどういうこと?』と聞かれる機会が増えた。
その語彙の中には、あまり使ってほしくないスラング的な言葉もある。
使ってほしくない言葉はその旨を伝えるのだが、ちゃんと意味を答えたい時、無学な我々親は
なかなか正解を答えることができない。

せっかくの機会なので、『(書籍の)国語辞典で調べて見たら?』と諭すのだが、
字引きが面倒くさいようだ。日本語だけでなく、最近は英単語の意味やスペルを聞かれることも増えた。
”無学コンビ”には少々荷が重い。

クリスマスに電子辞書をプレゼントした。

この電子辞書には、華美な機能はついていない。
発音機能などはなく、あくまで調べるだけの機能。
使いやすさ重視の学習モデルだ。

お勉強のテイストが強いプレゼントだったが、長男は喜んでくれた。
知らない言葉に触れると、自分で調べるようになった。
そして、長男から『知ってる?〇〇って、△△という意味だよ』という言葉が投げかけられる。
良いサイクルが回っている。

そしてこの時、もっと多くの知識を身につけてほしいという願いを込めて、
語や反対語、英語の同意語など補足情報を可能な限り付け加えるようにしている。

機会を操作するという特別感のあるプロセスを経ることで、新しい言葉を知ることに喜びを感じてくれている。

長男には障がいがある。
でも、向学心がある。
明るい未来が開けることを願っている。