ディズニーランドは夢の国

長男はディズニーランドに行くだけでなく、ディズニーランドについて調べることも大好き。活力の源です

長男はディズニーランドが大好きだ。正確には、ディズニーに関するものならなんでも好きだ。東京ディズニーリゾート関係の番組は録画してチェックするのは序の口で、海外のディズニーランドについても情報を収集している。フロリダやアナハイムのディズニーガイドブックを読み、海外のディズニーランドにあるアトラクションのYoutubeを熱心に視聴している。好きになったきっかけは覚えていないが、大した出会いではなかったように思う。

長男が現在通う支援級や、過去の療育クラスにもディズニー好きはいた。でも、長男ほど知識の収集癖があるディズニー好きはいなかった。長男に「ディズニーランドのどこが好き?」と聞いても「全部」と言われるので、真因分析はできていない。

長男は、アトラクションが大好きなのだが、それ以上にパレードが好きなようだ。「ハピネスイズヒア」や「ジュピレーション」の動画を見て、一緒に歌っている。海外のディズニーランドのパレードもYoutubeでチェックしている。見通しが立っていれば、長時間待つことを苦にしない性分なので、「ドリーミングアップ」の場所取りを2時間前から始める。ガイドブックやスマホの動画を見て、文句1つ言わずに2時間待つことができてしまう。音楽や劇に触れさせながら育てたつもりはないので、なぜショーに惹きつけられるのかよく分からない。ディズニーのパレード好きは、実は自閉症児のあるあるなのだろうか?

ディズニーで一つだけ困り事がある。長男は、説明を聞く部屋を設けているタイプのアトラクションが苦手だ。フィルハーマジックやカントリーベアシアター、TDSのタートルトークなど、部屋で説明を聞くことを嫌がる。おそらく、説明をして受ける手順をテレビの紹介番組は映していないからだと思っている。これは、八景島シーパラダイスの「ふれあいラグーン」でも同じだった。楽しみなことの前に知らない手順を取らされることに不安を感じるのだろうか。幸い、最近少しずつ緩和されつつある。成長によって解決してくれるのは心強い。

自閉症児を育てる親のつながりで話を聞くと、大体ディズニーランドは皆大好きだ。中には、ホテルに宿泊することがセットとして組み込まれていて金銭的に大変だ、というご家庭もある。ディズニーランドは、我が家のような自閉症だけでなく、障がい者に優しい場所だという印象がある。車椅子の人も多い。チケット代は少々お高いが、ディズニーランドは通り名の通り「夢の国」だと思っている。コロナ禍がおさまったら、また遊びに行きたい。

好きなもののためなら頑張れるのは、自閉症児も同じ。コロナ禍が終息したら家族全員で楽しみたい