予想が外れた、いい意味で エピソード集

馬に乗ることができた
こどもの国(横浜市)やソレイユの丘(横須賀市)など、乗馬体験ができる場所へ行く機会が多い。長男は、乗馬をしたがる。
自閉症特有の不器用さ鈍さがあるので、なんとなく”苦手っぽい”と思っていたのだが、嫌がらず、むしろ好んで馬に乗る。しかも結構上手い。


運転が上手
昔は嫌がっていたが、ある時期からゴーカートが好きになった。嫌がっていた理由は、運転の失敗が怖かったからだろう。
昔嫌がっていた割に、ハンドルさばきが上手い。基本、安全運転を志向しスピードを出さないのだが、”飛ばし屋”の次男よりハンドルさばきは上手い。乗馬同様、不器用だと思っていたので、意外だった。

海水浴が好き
海水はしょっぱい、水着に砂が入る、昆布やクラゲが浮いている.etc、海を苦手だと勝手に決めつけていた。昨年初めて海水浴をした。
長男(次男もハマったのでウチの兄弟)は、週末休みの度に海水浴をせがんだ。頭から波を被っても平気な顔をしていた。
自閉症って感覚が過敏なイメージがあり、うちの子は昔過敏だったはず、、、できることが増え、有り難い傾向ではある。


高いところを怖がらない
これは葛西臨海公園の観覧車から、長男が撮影した写真。「自閉症だから、高いところは苦手だろう」と勝手に決めつけていた。
途中で「降りる~!」と言われたらどうしようとハラハラしたが、本人は景色を楽しんでいる。妻は高いところが苦手なのだが、ゴンドラが揺れて妻が怖がると、長男は大笑いして喜ぶ。これを楽しみにしているのかもしれない。



補助輪を外したら、サポートなしでいきなり自転車に乗れた

一番驚いたのはこれ、補助輪が外したあと、一度も練習せずに自転車を乗りこなしたのだ。
3歳下の次男が、小学校進学を期に補助輪を外すことを決意し、補助輪を外すことになった。かなり運動神経がいい次男だが、なかなかコツを掴むことができない。よく見聞きする親子で挑む自転車エピソードの通りだ。次男は持ち前の運動神経で対応し、かなり筋はよかったと思う。半日練習した時点では、手を離して自走はできていなかった。


次男が悪戦苦闘する様子を、補助輪の自転車に乗る兄が見ていた。
すると長男は「僕の補助輪も外して」と言った。再び取り付けるつもりで、ブラケットやスペーサーを残したまま、補助輪だけ外した。「二輪の自転車には乗れない」「すぐに補助輪をとりつけることになる」と思っていたからだ。
長男は、ほとんどグラつくことなく自転車を乗りこなした。しばらく慣らしたあと、坂道で立ちこぎまでしていた。かなりすごいことをやってのけているのだが、本人はノーリアクション。


ラクに自転車を乗りこなすお兄ちゃんを見た次男は心が折れたようで、「今日はもう乗らない」と言った。「お兄ちゃんが特殊なの。キミは十分上手だよ」と言って、次男を励ました。次の日、次男は補助輪なしの自転車に乗れるようになった。
なぜ長男がすぐに自転車を乗りこなしたのか、いまだに謎のままだ。「実は運動神経がいいのか?」普段のおっとりのんびりした様子からは伺えない。

時々長男はミラクルを起こす。上記のものは、我が家にとってかなりのミラクルだ。一番信じてあげるべき親が、わが子を低く見積もっていたのだから、大いに反省しなければならない。
大変な自閉症児の家庭にも、幸せはたくさんある。これらのミラクルは、それを気付かせてくれる。