今思えば、長男にやってはいけなかったと思うこと①

やったことを後悔している生活習慣、ルール

長男の自閉症に対応する為、先生に相談して、書籍を読んで、自分で考えて、色々なことを試して今に至っている。長男と10年以上向き合っているので、今の方が過去の自分たちよりも知見がある。その為、振り返ると「あれは失敗だったな」と思うことを沢山試している。
いくつか紹介したいと思う。

  • 毎週末、どこかしらへお出かけ

コロナ禍で外出自粛するまで、毎週末と休みの日にはどこかへ出かけることが習慣だった。いつ始めたか、なぜ始まったか、まるで覚えていない。2年ほど前までは、土日祝日出かけていた。行き先は、公園などお金のかからない場所ではなく、ショッピングモールやキッズパーク、水族館や羽田空港など、出費が発生する場所だった。お出かけがルーティンになると、長男は「どこかへ連れて行ってほしい」とせがむようになり、一日家で過ごすことは許容できなくなった。長男は予測できないことに強い不安を感じるので、知らないところへ”ノープラン”で出かけることはできない。パニックを起こしてしまうリスクがあるからだ。その為、入念に計画を立て長男に明示する必要がある。親にとって負担が大きかった。長男にとっても負担は大きかったのではないかと思う。
1年前からは、出かける先が近所のスーパーや1~2駅程度の近隣、ファミリーレストランなどでもよくなり、アフターコロナでは一日家遊びでも大丈夫になった。出費が大幅に減ったので、家計にとっても有難い。
今思えば、お出かけの習慣が、長男にもストレスを与えていたように思う。初動が失敗だった、と反省している。

お出かけは、リラックスの為にするもの。苦しい思いをしてまでやるものではない。

  • メダルゲーム(ゲームセンターへ行った)

ショッピングモールへ出かけた際、時間を潰すためになんとなく立ち寄ってから、長男はゲームセンターのメダルゲームが好きになった。2年生ぐらいから始まった習慣だったように思う。当時お金の概念があまりなかったので、お年玉をメダルに変えて遊んでいた。千円をメダルに変える金遣いの荒さに不安を感じ、苦労して説得、1回300円のルールを決め守ることができている。
話を2年生の頃に戻す。沢山メダルが出てくる快感を覚え、毎週末ゲームセンターのある場所へ出かけたいと言うようになった。この時点でようやく、私と妻はよくないことを覚えさせてしまったことを後悔した。妻が涙ながらに必死で説き伏せ、「1回300円」「メダルゲームは月1回まで」という今のルールを取り決めた。
アルターコロナでは、ルールのうち「月一回まで」が「毎月行かなくてもいい」になり、頻度を落とすことができた。
結果オーライだが、安易に射幸性の高い遊びをさせたことを反省している。

射幸性の高い遊びは要注意。

②へ続く