児童相談所 苦闘の歴史
児童相談所
市町村と適切な役割分担・連携を図りつつ、子どもに関する家庭その他からの相談に応じ、子どもが有する問題又は子どもの真のニ-ズ、子どもの置かれた環境の状況等を的確に捉え、個々の子どもや家庭に最も効果的な援助を行い、もって子どもの福祉を図るとともに、その権利を擁護することを主たる目的として (中略) 設置される行政機関である。
厚生労働省HP
特別児童扶養手当と療育手帳の更新にあたり、児童相談所の判定を受けた。
今朝、学校を休ませた長男を連れて児童相談所へ行った。
朝一番で児童相談所へ行き、10~20分で済ませることができた。
おかげで妻は仕事へ行くことができた。
児童相談所は比較的近場にある。すぐに行くことができるロケーションなのだが、数年前はかなり苦労して長男を連れて行った。
本当に大変だった。
初めて児童相談所へ行ったのは、今の家に引っ越した5年前。小学校入学して間もない頃だったと記憶している。
長男は小学校という環境に馴染むことができず、毎日泣きながら登校し、学校でも泣いていた。
引っ越しによる住環境の変化と療育→小学校の学習環境の変化。
当時、変化に対してとても弱かった長男は、毎日強いストレスを感じていた。
私はストレスで眠れなくなり、妻は毎日泣いていた。
そんな時に児童相談所の初回を迎えた。
特別児童扶養手当を申請するにあたって、判定を受ける為に行ったのが初回だ。
初回はほとんど引きずりながら連れて行ったような感じだった。
到着してからはずっとギャン泣き、面談中もずっと大泣き。
おかげさまで、手当支給の判定が速やかに下りた。知能以上の困りごとを抱えていることがとても分かりやすかっただろう。
2回目は、タクシーに乗って行くことを好子に使った。初回と比べると圧倒的に楽だった。
今日の面談ではとてもしっかりとした対応をしていたという。
妻が、手当の支給を止められるのではないかと心配したほどだ。
『昔、大変な思いをしたなぁ』
こう振り返る場所がたくさんある。
児童相談所もその一つだ。
大変だったことを懐かしく思える程、今の長男が安定していることを感謝しなくてはならない。
今、お子さんがなかなか言う通りのことをしてくれず、困り果てている親御さんは多くいらっしゃると思う。
でも、ある程度”時間が解決する”ことを頭の片隅においてほしいと思う。
二次障害を引き起こさなければ、当人は成長してくれる。
そのことを、今日の児童相談所で感じた。