今まで購入したおもちゃの中から、子どもたちにいい影響を与えてくれたおもちゃを紹介します
プラレール
言わずと知れた、男の子に大人気のおもちゃです。電車好きの長男の為に、物心付く前から買い与えました。我が家で自閉症の疑いを最初に持ったきっかけのおもちゃがプラレールです。2〜3歳の長男は、車輌を線路に数珠繋ぎに並べて遊んでいました。『並べる遊び方が、一般のそれと違う』ということで、自閉症を疑うきっかけになりました。
下記は初期に購入したエントリーセットとインフラ系で最も気に入っていた踏切です。
トミカ
プラレール同様、この王道おもちゃシリーズを早いうちに買いました。カーズシリーズなど、個々のキャラクターのトミカも買いましたが、一番好きだったのははたらくくるまのトミカでした。自閉症児の例に違わず、並べて眺め、楽しそうにしていました。
最初に買ったセットと、カーズの気に入っていたセットです。
くみくみスロープ
くもん出版
専ら親が組み立て親がボールを流し、長男はボールが流れる様子を見ていました。ボールが通過する際のカラカラという音が心地良く、長男も楽しそうに見ていました。購入したのは、次男が生まれる前。次男はこのおもちゃであまり遊んでいません。もし、次男が使い古されていないこのおもちゃに出会っていたら、自分で大きなコースを組み上げて熱心に遊んでいたのではないかと思います。
人生ゲーム シリーズ
タカラトミー
すごろくにハマった流れで買い与えたおもちゃ。自分が子どもの頃にも遊んだこのシリーズは、世相を反映して毎年新シリーズが出されている。我が家には6シリーズある。
このゲームで、お金の感覚と計算能力、仕事と給料の概念を学んだ。人生ゲームを通じて一番成長したことは、負けを許容できるようになったことだと思っている。自閉症児は、負けることで癇癪を起こすことが多い。長男を成長させてくれたおもちゃだ。これからも新シリーズを買い続けると思う。
下記は最新版。
人生ゲームに関する、過去の投稿です。
『人生ゲーム』 2020/10/1投稿
おかねがたまる!ハンバーガー屋さん
People ピープル株式会社
このゲームは知略を用いる。ルーレットの出目が『売る』と『買う』になっている。『買う』に止まると、ハンバーガーを作るためのパーツを買うことができる。バンズ、パテ、チーズなど具材から欲しいものを選んで買うことが出来る。最初に渡された所持金で具材を買い、ハンバーガーを作る。ハンバーガー、チーズバーガー、セットメニューなど、いくつかのメニューがあり、これがいわゆる“役“になる。例えば、ハンバーガーよりもチーズバーガーの方が売値は高いが、具材は多く必要になる。ルーレットが『売る』の時には、この役を売り、売値の分お金を増やすことが出来る。制限時間20分の中で、他のプレイヤーの所持金と狙っている役を見ながら、自分のプランを考える。
変化する状況の中で、最も所持金を増やすためのプランを練る。終了間際は、売値の高い役は揃わないリスクがある。リスクヘッジも考慮する。家族で遊ぶゲームなのだが、意外と頭を使うので大人も楽しめる。長男の頭の体操になるので、買ってよかったと思っている。
ちなみに、長男はルーレットの引きが以上に強い。いつも優勝争いをする。不思議な力だ。
モーターマン
メーカー不明。
このおもちゃは、マスコン型のコントローラーと、このコントローラーで動きを制御できる動力車がセットになっている。動力車をプラレールの車両編成の中に組み込むことで、プラレールを運転することが出来る。よくできたおもちゃだなぁと感心した。兄弟に一台ずつ買い与えた。当時買ったものは、下記の画像のような形のものだった。
次男は引き込み線に進行したりレールの端から端まで運転していたが、長男は、メインの環状線をぐるぐる廻り、駅にピッタリ停車させることに燃えていた。レールを繋げて広いエリアを作っても、気に入った場所でだけ遊んでいたのが、長男らしいなと思った。
ウチが買ったモーターマンの新品はなかったので、後継(?)モデルを紹介する。値段はアップしているが、機能が増えている。プラレールユーザーにはオススメ。
妖怪ウォッチ 各種
バンダイ
流行った時期に飛びついた訳ではなく、ブームが終息しつつある頃にハードオフで購入した。ウォッチもメダルもほとんど中古で購入した。
おもちゃの収集に興味がなかった長男が、初めて収集の楽しさを味わったおもちゃだ。レアメダルやキラキラのものではなく、好きな放送回に登場したメダルを、ハードオフのワゴンから探して買っていた。長男は人と競って遊ばないので、レアという感覚がない。競うとしたら次男ぐらいだ。妖怪の名前、メダルの絵柄、呼び出し音を覚えていた。
ちなみに、いまでもCSで再放送されている妖怪ウォッチを毎日見ている。
スーパーマリオ 大当たりラッキーコインゲーム
エポック
ウチの兄弟は大のメダルゲーム好きだ。コロナ以前は、ショッピングモールへ行くたびにゲームセンターへ行きたがった。今はコロナ感染を恐れて、メダルゲームを自粛している。
そんなメダルゲーム好きな兄弟がこのゲームに大ハマりした。遊びのルールを自分たちで考えやすいので、協力したり対決したり、飽きずに遊んでいる。
カルタ
長男と特性である視覚の記憶力が発揮される、代表的な遊びがカルタ。カルタを取る手の動きはスローなのだが、絵を完璧に覚えているので、大人でも容易に勝てない。特に、下記のトーマスカルタは勝てない。大人は読札を全部聞いても絵札がキャラクターなので、名前が分からない。長男はトーマスのキャラクターを覚えているのですぐ取れる。次男と遊んでいると、差がよくわかる。
ちなみに、長男はそれほどトーマスが好きではないのだが、なぜかキャラクターをほとんど覚えている。キャラの一部を見ただけで(例えばナンバー)名前を答えられる。私には、アニーとクララベル(両方ともトーマスが牽引する客車)の違いがわからない。
どこでもドラえもん日本旅行ゲーム
エポック
ボードゲームコーナーでドラえもんのパッケージを見て一目惚れ。正月のプレゼントで購入した。親としては、日本のことを覚えるのではないかという“下心“があったので、快く購入した。全国各地の名物や観光地に扮したドラえもんのカードがかわいいので、気に入ってくれた。ドラえもんのカードと場所をリンクして地理感を覚えてくれた。
裏面は世界旅行になっており、ドラえもんのカードも日本の裏は世界のものになっている。トーテムポール(カナダ)やマトリョーシカ(ロシア)など、名物も国名も知らない状態から両方覚えた。地理のエントリーとしていいおもちゃだった。
このおもちゃの派生系で、桃太郎電鉄を買う予定になっている。
野球盤
エポック
長男は野球を知らない。知らないテレビを見ないので、野球というスポーツを知るきっかけがない。長男が野球をイメージできる遊びが、このおもちゃだ。手先が器用でない長男でも、投手役はできる。打者役も、ゆっくり投げてあげたりバットに当たるまでアウトなし等、工夫をすれば遊ぶことができる。オーロラビジョンの裏にボタンがあり、セーフ、アウト、ホームランなど、コールさせることができる。スコアもつけてくれる。手先を細かく動かすので、いいおもちゃだと思った。
ポップコーンパニック
メガハウス
長男はパーティーゲームが好きなので、このような皆でワイワイ嬉しかった遊ぶおもちゃが沢山ある。このポップコーンパニックは、不規則に飛び出すポップコーンを、コップでキャッチして得点を争う。キャラメルポップコーンなど、得点の高いものがあり、最後まで勝ち負けが分からない。最後にコーンが爆発して飛び散るところも、魅力の一つだ。掃除をしていると、広いそびれたポップコーンが見つかることがある。片付けはちょっと面倒。でも、安くて盛り上がる。
トランポリン
運動不足解消の為に購入した。トランポリンは見た目に反して消費カロリーが高く、5分飛ぶと1kmのジョギングと同じカロリーを消費するという。テレビを見る時、飛び跳ねてもらっている。意外と疲れるので、1分程度しか続かないが、運動習慣として貴重だ。身体の大きい長男が使う為、また、私も利用しようと思って、大きめのものを購入した。
トランポリンは自閉症児にとっていい運動だと聞いたことがある。自閉症の独特の神経系や感覚を刺激するのだという。科学的に立証されているかどうかはよく知らない。
ブロックス
マテル
テトリスのように様々な形の四角いピースを並べる陣取りゲーム。最初は長男の頭の体操用に買ったのだが、長男の食い付きはイマイチ。
次男がこのゲームを好きになり、私はよく対戦を申し込まれる。小学校低学年の次男にたまに負けてしまう。形の悪いピースを早めに片づけるのがポイントだと思っている。攻撃に回るか守るかによって、展開が変わる。
ピクミンブルーム
ウォーキングアプリゲームのピクミンブルーム。長男の運動不足のため、散歩の動機付けとしてインストールした。
過去にポケモンGOを起動させて散歩をしていたが、散歩用アプリとしては、ピクミンの方がいいと思っている。理由は、ピクミンには途中で立ち止まって作業することがないから。周囲に迷惑をかけずに済む。
ピクミンを育て終わるまで歩く。このルールは分かりやすい。ゆるキャラ好きの長男は、かわいいピクミンを気に入っている。
Nintendo Switch -大乱闘スマッシュブラザーズ
自閉症児は一つのことにのめり込む性質が強いので、ゲームはできるだけ避けた方がいいと言われている。しかし、現実問題、ゲームに触れず生活することは難しい。満足に外出できないコロナ禍なら尚更だ。
長男が一番好きなタイトルは、スマッシュブラザーズだ。このゲームを通じて、長男は指先の動きが速くなった。長男は手足の動かし方がややぎこちないので、格闘ゲームによって指先の細かい動かし方が鍛えられている。
ゲームが与えてくれた、思わぬ恩恵だった。