二段ベッド

長男が初めてベッドで寝てくれました

男兄弟がいる家庭にとって、二段ベッドは必需品ではないかと勝手に思っている。二段ベッドの秘密基地感が、少年の冒険心をくすぐる。私も昔そうだった。『ウチもいつか二段ベッドへ移行したい』とずっと思っていた。
我が家は4人家族、同じ寝室で寝ている。布団を並べて雑魚寝している。シングル4枚敷くことができないので、1枚はクイーンサイズを敷いている。シングル2、クイーン1。クイーンサイズの布団に私と長男が寝ている。身体が大きい方から数えて一番目と二番目が1.5人分のサイズのクイーンで寝ている不思議。とても狭い。
なぜそうしているかと言えば、数年間ずっとこの寝方をしているから、これが理由だ。長男の成長により、今の家族4人の“布陣“には無理がある。懸念は、こだわりの強い長男が、長年馴染んだルールの変更を受け入れられるかどうかだ。

一年ほど前から、二段ベッド案を温めていた。IKEAやニトリなどの家具店へ行った際は、二段ベッドの展示スペースへ誘導して子どもたちに二段ベッドを見せていた。興味がこだわりを上回ることを期待し、長男に関心を持たせようと腐心した。

夏休み、長男に『二段ベッドで寝てみないか』と提案し、承諾を得た。次男とは特に約束しなかった(これが揉め事の種になった)。先月末にニトリで二段ベッドを購入し、昨日我が家に届いた。子どもたちは“新しい遊び道具“を笑顔で迎え入れてくれた。

当初の寝方の案は、長男が下段、次男が上段。身体の大きさや、ゆくゆく二段ベッドを分割してそれぞれの部屋へ持っていくことを考えたら、このフォーメーションがベストのはずだ。ベッドが届いた当日、温めていたこのフォーメーションに対し、兄弟2人からノーと返答された。組み上がった二段ベッドを前にして、誰がどこで寝るか、ゼロベースで再協議した。

次回へ続く