長男はまだ五輪の開幕を知らない

開幕前、不備や不祥事の確変に突入した東京2020。膿を出しつくして、無事(?)開幕した。早くも国民は五輪反対の意思を忘れ、夏の祭典を堪能しているように思える。五輪開催に一点賭けした現政権は、どうやら賭けに勝ったようだ。

さて、長男は未だに“五輪開店中“であることを知らない。そもそも五輪の存在を知らない。長男の知っている五輪は、「マリオ&ソニック東京2020オリンピック」のみではないかと思う。スポーツの祭典ではなく、任天堂スイッチのゲームタイトルという認識で、テレビで五輪を目にしてもピンと来ない可能性がある。

次男も五輪を知らなかったが、昼間私が寝室で寝そべりながら五輪中継を見ていると、気になって一緒にテレビをみた。テニスの中継を見ながら、ルールを説明した。今朝も『おとうさん、女の人が金メダルだって』と教えてくれた。ただ、能動的に試合を見ることはないだろう。次男もゲームタイトルかスーパーの“オリンピック“しか認識になかったと思う。

子どもたちにとって、今後五輪が好きなテレビ番組の放送がなくなる、憎き存在として認識されるかもしれない。子どもたちがスポーツイベントを楽しむようになるのは、もう少し先になりそうだ。他のご家庭では、五輪とどう付き合っているのだろうか?“子どもたちの云々“という理念を掲げる五輪だが、ウチ調べによると、どうやら五輪は大人たちが楽しむ為のもののようだ。

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