長男にパソコンを買い与えてみた②
家へ帰り、妻に値段の話をして怪訝な顔を確認した後、パソコンをクローゼットに隠した。パソコンの設定やタイピングソフトのインストールを事前に済ませて、ベストなタイミングで長男に渡したいと思っているので、今日すぐには渡さない。渡すタイミングは、平日家に居る妻に一任した。
長男は学校でパソコンを使った授業を受けている。ピカチュウと一緒にペイントができる支援級仕様のソフト(一般販売はしていないと思うので、多分そう)が大好きなので、パソコンを喜んで使うだろう、と妻は言ってくれた。高額の買い物をしてしまった“罪悪感“が少し和らいだ。
長男の好きなピカチュウ仕様のものではないが、念のためペイントのショートカットをデスクトップに配置した。
次に、子どもたちが気に入りそうなソフトやアプリをインストールする。パソコンと一緒に、子ども達が今ハマっている「名探偵コナン」のタイピングソフトを買った。まだローマ字を知らない為、今はカナ入力をしている。ぜひこのソフトでローマ字を覚えてもらいたい。
アプリはマイクロソフトストアで探した。Googleやアップルのアプリストアの感覚で捉えていたのだが、パソコンのアプリは勝手が違うようだ。アプリは幼児用か海外仕様が大半で、教育系のものよりもゲームっぽいものばかり。丁度いいアプリが見つからない。アプリの準備は後回しにする。
長男が家遊びに飽きてダラダラ過ごしている日に、パソコンをクローゼットから出した。長男は大喜び、次男も喜んでくれた。パソコンは温かく迎え入れられた。「全く興味を示さないかもしれない」という一つ目の懸念を無事クリアすることができた。
ただ、予想が外れたのは、子ども達、特に長男のパソコンの使い方だった。
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余談だが、長男は視覚の記憶力を活かしてひらがなの配置を覚えており、スピーディーにカナ入力ができるようだ。自閉症の特性により、キーの配置はひらがなの方が覚えやすいのだろう。カナ入力のスピードが速い人をあまり見たことがないので驚いた。
手際良くカナ入力する長男を見ると、ローマ字入力は後回しでもいいかも?と思った。