自閉症の子に学ぶ

いつも明るく元気な長男 暗くて人を避ける自分を恥じる

私は人生の7割以上を鬱とともに生きている。前回のブログに書いた通り、自分の人生を終わらせたい願望をいつも抱え、日々辛いと思って生きてきた。

自分は何のために生きているのだろう

常にそう思いながら生きてきた。家族を持ってからは「家族のために生きている」。ようやく生きる理由が見つかったが、私個人の中に生きる理由はまだない。

日々悩み、自己を卑下し、ため息をつき、社会とイヤイヤ付き合っている。

話は変わる。

我が家は早起きなので、毎朝、長男と言葉を交わす機会がある。長男は今日の予定や昨日の出来事、たぬき商店で買ったアイテム、釣果、作った魚の餌の数(後半3つはあつまれどうぶつの森)を嬉しそうに話す。

できないことは山程あるが、長男は自分を卑下しない。不安や疲れを人一倍感じるが、生きるのが辛いなんて言わない。基本、笑顔で生活している。先生や周りの大人を信頼している。

明るく真っ直ぐな長男を見ていると、屈折した自分が恥ずかしくなる。私は長男に物事を教える立場なのだが、教わることも多い。

明るく 前向きに 笑顔で みんなと仲良く

与えられた環境で一生懸命生きる

長男から言葉で諭されたわけではないが、彼はこのような人生訓のもと真っ直ぐに生きている。

私はなんと曲がった人間なのか、と反省させられる。

妻は前向きで明るい性格なのだが、子どもから学ぶことがたくさんあると言っている。私の場合は、より学ぶべきことがたくさんあるはずだ。

変に隣や上や下を見ず、自分自身をしっかり見つめて生きてみようと思う。