音楽への興味 意外なことで広がった 後編
一つ見つけた興味を自分で広げている たかが音楽の話だが、大きく一歩前進だ
長男がミスチルファンになるかも 淡い期待
コロナ禍の前、ウチはよくカラオケへ行っていた。唄うことが好きな長男の為だ。長男が歌い疲れた合間、ドリンクバーへ行っている隙を狙って、私が髭男を唄っているのを長男は覚えていた。
『おとうさん、カラオケで唄ってたよね』
Pretenderも宿命も唄っていた。学校で聴いた時、私が唄っていたことも思い出してくれていたようだ。ノーダウトが学校で流れたら、それもパパが唄っていたことを思い出してほしい。
学校で流行りのことを取り上げてくれるのは、新規インプットが乏しい長男にとって、とても有難い。米津玄師や鬼滅の刃も学校で知って持ち帰ってきた。ゆずやいきものがかり、ユーミンなども、学校の音楽で知って家で聴くようになった。流行りの番組やギャグ、ゲームの話など、子どものコミュニティから得られる情報を、自閉症の長男もしっかり覚えてくれる。
ドラえもんの最新映画は、Mr.childrenが主題歌を提供している。その繋がりで、長男がミスチルに関心を示している。コロナが終わってカラオケに行けるようになったら、披露すると言って聴き込んでいる。
たかだか音楽の話だが、狭くなりがちな興味の幅を広げる起爆剤になってくれるかもしれない。これからも歌好きであり続けてほしい。
余談だが、ゲームも興味の幅を広げるのに一役買っている。あつまれどうぶつの森を通じて、いろいろなことに興味が向いている。驚いたのは、ファッション。ゲームの中のコーディネートから、カッコいい服に関心を持ち出した。
何が好奇心をくすぐるか、分からないものだ。