乗り物酔い

車、電車など、自閉症児は乗り物酔いが激しいと聞く。我が子も乗り物酔いに苦しんでいる。乗り込んで間もなく、吐き気を訴える。少しずつ解消されているが、年相応の耐性はなく弱いままだ。乗り物自体は大好きなのになぁ。我が家のケースを紹介する。

自閉症児を育てる周りの親御さんに聞いた限りでは、大体皆乗り物酔いに苦しめられている。自家用車はOKだが他の車はNGのケース、バスは苦手な子が多い、電車酔いもよく聞く。我が家は利用経験がないが、飛行機酔いも耳にする。全く乗り物酔いしないという話はまず聞かない。

ウチの長男の評点は下記の通りだ。

  • 車(自家用車)[○]: 近距離は克服。最近、中長距離の場合でも酔い止めが要らなくなった。長男は助手席に座っている。これが一因なのかもしれない。
  • 車(義父車)[△]: 通院時に使用、片道20kmほどの中距離ドライブ。酔い止め必須。以前、通院は⑤の電車だったが、寄ってしまう為義父に送り迎えをお願いしている。
  • バス(路線)[○(?)]: 近距離は酔い止めなしでも大丈夫だったが、コロナで苦手になった可能性があり、利用を控えている。
  • 観光バス[△]: 酔い止め必須。先生方に前もって乗り物酔いすることを伝えてケアを依頼する。
  • 電車(在来線)[×]: 最も好きな乗り物だが、最近酔うようになった。乗客が多いと寄ってしまうようだ。コロナ対策も兼ねて、乗車を控えている。
  • 電車(特急等)[-]: 利用したことがない。
  • 飛行機[-]: 利用したことがない。
  • (※)ジェットコースター:平気。ノリノリで楽しむ

物心つく前から酔いやすかった。車酔いが酷かった。赤ちゃんの頃、車で何度か旅行したことがあるのだが、少し走ると吐き、休んだ後に走り出すとまた吐いた。かわいそうなので、車酔いの為に旅行を控えた。その後、自閉症で旅行できなくなくなるのだが、異常な車酔いを不思議に感じた。自閉症と関連性はあったのだろうか、未だに分からない。

小さい頃は、乗り物の揺れと視覚的に揺れることが原因で酔っていたように思う。最近は、ストレスやフラッシュバックによる酔いに変わった。⑧のジェットコースターが大丈夫なことが酔いの要因が心因性であることを表している。

コロナ感染対策として、公共交通機関の利用が激減したので、今の電車やバス酔いがどうなっているか分からない
因みに、電車酔いが酷くなったのは、混雑した電車に乗った際に酔ってしまったことが原因で、以後、同じ路線(横浜戦)に乗った際や混んでいる車両に乗り込むと、フラッシュバックで酔うようになってしまった。今、どの乗り物を利用する時にも、エチケット袋は必ず携帯する。

うちの子に限って言えば、今残存しているのは心因性の乗り物酔いのようだ。

我が家の乗り物酔い対策を後編で紹介する。

ちなみに、自閉症児ではない次男も乗り物酔いが酷い。私も子どもの頃はすぐに酔っていた。遺伝するのだろうか。


乗り物酔いを克服出来ていませんが、お出かけ時の強い味方です。我が家の常備薬。

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