ポケモンGO

運動不足になりがちな長男を、毎週末散歩へ連れ出している。散歩には目的や目的地がない。ただ歩くだけなので、体を動かすことが嫌いな長男は、距離を短くして早く終わらせたがる。ぐうたらな長男の歩くモチベーションを高める為、何かいい方法がないか考え、ポケモンGOをインストールした。

少し前、皆やっていた印象があるポケモンGO。ドラクエとポケモンで迷い、学習教材で目にする機会のあるポケモンGOをチョイスした。アメリカでは外出できなかった自閉症児が、ポケモンGOで家の外へ出られたという記事を目にしたことがある。長男はそれほどポケモンを知らないが、歩く気になってくれたら嬉しい。

まずは家の中で簡単な操作を教えた。長男は興味を示し、「外へ出よう」と言ってくれた。家の周りを歩いてポケモンを探し、モンスターボールを投げて捕まえる。歩数を稼いでレベルを上げる。地図アプリが好きな長男は、家の周囲の地図がダンジョンになっていることをとても不思議がり、目を輝かせていた。長男は、週末の散歩を楽しみにするようになった。

ただ、対戦は一度もしていない。やり方が分からない。長男も戦いたがらない。新種のポケモンを探し、近場のポケストップでアイテムを獲得するだけの遊び方に終始している。ポケモン選びは、強さよりも可愛らしさを重視している。

次男はバトルをしたがっている。長男は、自分の集めたポケモンがやられることを嫌い、「バトルは嫌だ」と言う。兄弟の性格の違いに改めて気付かされる。

ポケモンGO作戦、とりあえず成功。

このゲームは、歩くことに意味ができる。運動不足の解消にとても良い。運動量の少ない自閉症児にオススメです。

長男の相棒、イーブイ。可愛さ重視でこの子を連れている