ゲーム実況
子どもたちはゲーム実況を見るのが好きだ。YouTubeで一番好んで見ているコンテンツはゲーム実況だ。YouTuberの喋りが達者な訳でなく、動画編集も平凡なのに面白いようだ。YouTube視聴可能時間のほとんどを、ゲーム実況につぎ込んでいる。昔はなかったコンテンツなので、中年の身には少し理解が難しい。
私は、子どもの頃なかなかゲーム機を買ってもらえなかったので、操作が上手くなかった。上手な友達のプレイを見て、喜んでいた記憶がある。それに近いのだろうか。
YouTubeのゲーム実況にも良し悪しがある。我が家ではこのような点だ。
良い点(=悪くない点)
- 自分の遊んでいるゲームの、先のステージを見ることができて楽しい
- 操作の仕方を学び、自分が上達する
- ゲームの制限時間以外で、好きなゲームの画面を見ることができる
親にとってはあまり良い点は見当たらない。一方、悪い点にはかなり悩まされている。今まさに家族会議の真っ只中だ。
悪い点
- 良くない言葉遣いを覚えてしまう
- ゲーム実況を真似て、大声で騒ぎながらゲームしてしまう
- ゲームの趣旨と違う、ちょっと悪ふざけしたプレイを真似てしまう
YouTuberはプロの演者ではないので、言葉遣いはそこら辺の若者と変わらない。むしろ、それより悪いかもしれない。
特に、マインクラフトやマリオなどで、キャラクターに対して言う『死ね』などと言うことがあり、それを真似てしまう。
良くない言葉だからダメだ、と注意をした。ゲーム実況をなるべく見て欲しくない。
ゲーム実況以外の動画を見るように、催促を始めた。
意外なところに救いの神がいた。
勇者ああああ
有吉ぃぃeeeee!そうだ!今からお前んチでゲームしない?
テレビ東京系のゲーム番組だ。前者はアルコアンドピース、後者は有吉弘行がMCをしている。
私がアルピーのラジオリスナーなので前者を、後者にラジオを愛聴しているオードリーの春日氏がゲスト出演すると知ったので、自分が見たくて録画した。自分のために録画したこれらの番組を、兄弟が気に入って見ている。
「勇者ああああ」の方は、長男が知らない出演者しかいないのだが、番組が用意したゲームとは別の企画が面白いらしく、出演者が笑っているタイミングに合わせて笑っている(笑うポイントが分かっているのかは不明)。
「有吉ぃぃeeeee!」は、桃太郎電鉄を特集していたので見ていたが、和気あいあいとプレーをして、出演者が笑いを足す為に言うギャグやリアクションに大笑いしている。
昨今、テレビについて辛辣なコメントは多いが、投稿動画と比べると、テレビのクオリティーはやはり髙い。編集は見やすく、演者はプロなので話芸が達者でテンポもいい。ゲーム実況番組が子どもたちの視聴環境を救ってくれるとは思わなかった。
長男は自分で、この2つの番組録画予約を入れていた。有難うテレビ東京。
ちなみにオードリー好きの長男(まさかの春日押し!)は、私が録画した「あちこちオードリー」も見たが、食いつかなかった。ゲームソフトの要素は大事なんだな。