いざ鎌倉

学校遠足で行った鎌倉に、家族で遠足した話

学校で初めて触れたものを好きになってくれることが、ウチの長男には多いと感じる。給食で食べてから好きになったおかずや、校内放送で耳にしてから何度も聴くようになった曲など、多くのケースが思い起こされる。興味の幅が広がりにくい自閉症児を育てる親としては、これはとても嬉しいことだ。先週末、一つ事例が加わった。

それは、お出かけ先。学校の遠足で行った鎌倉に家族で出かけた。遅めの初詣だ。

長男が、小学校の遠足で行った鎌倉へ行きたいというので、気持ちが変わらないうちに“いざ鎌倉“。

小学校の遠足では、源氏山公園や佐助稲荷神社など、アップダウンのある名所を巡ることで、足腰を鍛える目的があったという。長男が真っ先に『源氏山公園は行かないよ』と言ったので、意向を汲むことにした。今回は鶴岡八幡宮の初詣のみ。

長男の希望で、駅から鶴岡八幡宮までの参詣路は、遠足と全く一緒。遠足の際に先生から聞いた“うんちく“を得意げに披露していた。

それなりに長い距離を歩いたが、長男は一切文句を言わなかった。とても立派だった。遠足の際にはできなかったおみくじを引き、とても喜んでくれた。

非常にアカデミックな家族遠足ができた。若宮大路を通った為、小町通りのスイーツの存在は気付かれていない。今度は鎌倉の大仏を見に行く。いいお出かけ先を手に入れた。