あつ森で教育してみた① 〜経済:借金とは

あつまれどうぶつの森 お金の価値を教えることができました

たぬきちは悪徳銀行マン?

我が家は今、「あつまれどうぶつの森」が一大ブームになっている。春には「マインクラフト」ブームがあったのだが、難しいゲームなので妻はやらなかったが、「あつ森ブーム」は、家族全員だ。我が家の夕飯は、あつ森の進捗とオススメ情報の交換会になっている。

我が家で一番熱心な「あつもラー」が長男だ。魚を釣りまくり虫を捕りまくり、島一番の富豪になっている。
そんな長男が今夢中なのが家の改築。ローンを返し終わると即、次のローンを組み、家を大きくしている。”ローン=家が大きくなる”と捉え、ローンの額が膨らむことを嬉しいことだと思っている。

ところで、ウチはボードゲームをよくやるのだが、ゲームを通じてお金の計算を学ばせている。
今長男は初めてローンというものに触れている。お金のことを学ぶいい機会だと思い、長男にローンとは何か教えることにした。

「ローンとは借金である」
「借金は返さなければいけない」
「所持金よりもローンの方が多い場合、人生ゲームの赤いお札(=借金)があるのと同じ状態」
小難しい説明はせず、これだけ教えた。長男は、前述の人生ゲームで借金を背負うのが大嫌いだ。どうしても借金が嫌なので、長男だけ特別ルールで”つけ払い”を認めている。”ローン=借金”だと教えた。増えて喜ばしいものではない、とすぐに理解してくれた。
額が増えることが、決してハッピーなものではないことを理解してくれた。枝葉の話として、「お父さんも家のローンを払っているよ」「高い買い物をする時に使うものだよ」と付帯知識のインプットもしておいた。

教育の目的は、将来借金をして不幸になることを防ぐためだ。

ゲームだけど、お金の扱いには気をつけよう

長男は、あつ森の島で高額で売れるサメをたくさん釣り上げることができる、ナゾの能力をもっている。「ローンはサメ釣って返そっと」とよく言っている。現実世界に「サメ的なもの」はないことを教えておきたかった。今の長男にはやや難しい概念である借金を、ある程度理解させることができた。いい機会だった。

余談だが、今回長男に教えたことによって一つ副産物ができた。それは、次の人生ゲームから借金を受け入れると決意表明してくれた。今までなんとなく嫌だった赤いお札の正体が(借金=ローン=家を買うときに使うもの)分かったから、受け入れる気になってくれたのだと思う。

ゲームの思わぬプラス作用に感謝だ。
ありがとう、任天堂。
ありがとう、たぬきち。

あつまれどうぶつの森 借金について学ぶ教材になった