支援学級 コロナ影響

コロナ禍の影響は大きいようだ

長男はコロナウィルス及びその諸対応の影響をほとんど受けていない。
「そろそろ遊園地へ行きたいな」や「ホテルに泊まって食べ放題のレストランへ行きたい」など、
コロナ禍で取り止めている“年中行事”に対してピンポイントの要望は言うが、それだけだ。
日常生活には影響が出ていない。
むしろ、長期の休校を受け入れ、長くなった時間割に対応し、
ディスタンスや手洗いなどの新習慣に順応している。
自閉症児であることを忘れてしまいそうになるほど、安定感がある。

先日親子面談があり、妻が対応してくれた。先生から長男の学校での様子を聞いた。
長男は、学習も生活も非常に意欲的で、且つ安定しているという。
入学当時から面倒を見て頂いている支援級の先生は、
「こんなに手のかからない子だったかな?」
「何がきっかけでこんなに安定するようになったのかな?」と不思議に思っているようだ。
先生も、我々夫婦と同じように、好調の要因を掴んでいないようだ。

その一方で、先生から学校の様子を聞くと、登校がなかなか安定しない支援級の級友がいるようだ。
久しぶりに登校したら、また休む。一度休むと長引いてしまう子が少なからずいるようだ。
コロナ禍のストレスやイライラ、アフターコロナの変化に順応できない子はいるようだ。
普通級においても、休みがちな子、不安やイライラが目に見えてわかる子が一定数いるようだ。
このような話を聞くと、長男が好調な理由がますます分からなくなる。
急転直下決まった2月の休校時点では、今年一年諦める覚悟を決めていた。
それだけに、喜びよりも驚きが勝る。

長男の変化が現れた、少し毛色の違う話を一つ。
長男は出かける車に乗ると、忘れ物を取りに家へ戻ることを極度に嫌がる。
先日、車内が暑いので「手持ちの扇風機を持って来たい」と次男が要望した。
普段なら「絶対ダメ」という長男が、二つ返事でOKを出した。
決めた時刻通り出発したいこだわりは相当強いので、長男がこのこだわりを我慢できたことに相当驚いた。
妻は扇風機を取りに行く際、長男の分の扇風機も一緒に持ってきた。
長男に扇風機を渡すと、「涼しくていいね」と言って喜んだ。
このこだわりを撤廃できる日は近いと思う。

我が家の長男は、なぜかコロナ禍に対応することができている。
むしろ、コロナが成長のきっかけになったと言っても過言ではないほどだ。
しかし、世間のご家庭はコロナの影響大きく、生活リズムを崩すお子さんが多いようだ。
早く平時に戻ることを願っている。

大人がストレスを溜めイライラしないことが大事

ストレスを溜めない生活習慣を確立することができた。任天堂スイッチ、スカパー、パソコン、そしてハムスター。コロナ禍で我が家が取り入れたものはプラスに作用している。