日曜日、運動会
課題だった運動会、無事終了
昨日雨天順延となった運動会は、本日無事開催された。自閉症の長男が受け入れられる範囲の順延で収まった。今週末のうちに開催されることになってよかった。
今日の開催は「朝6時に学校から開催可否のメールが発信される」という、長男には分かりづらい決まり方だったのだが、しっかり対応できた。決行のお知らせを見て以降、家で支度する間ずっと安定していた。
コロナの影響で、運動会は午前で全てのプログラムを終える。リレー選手でなければ、参加プログラムは徒競走とダンス演目の2つのみだ。これは運動会を大の苦手とする長男にとって後押しになった。毎年練習で疲弊してしまうのだが、今年はこれが大幅に緩和された。運動会自体がコンパクトになったことも大きなプラスだった。我が家の勝手都合が叶うなら、来年も同じ形式で開催してほしい。
長男は終始一貫、笑顔で参加できた。徒競走は最後まで走り切り、予想外の一位争いに加わった。学年一の長身が活きた。嬉しいサプライズだった。ダンス演目も楽しそうに参加していた。他の子と比べると多少ぎこちないが、ぎりぎり調和が取れるレベルで踊れていた。成長の跡を確認できて、とても嬉しかった。
付帯的なことで予想外の嬉しいことがあった。次男が、長男の徒競走を大きな声で応援していた。周りの友達に「あれが僕のお兄ちゃん。一位になれたかも。嬉しい。」と話し、声援を送っていた。障害を持つ兄弟のことを隠そうとせず、明るく元気に応援する次男の姿が誇らしかった。余談で且つ親バカな話だが、彼は低学年のダンス演目にて、クラスのやや覚えの悪い子や発達が遅めの子の近くに配置されていた。先生から「気を配ってあげて」と言われ、その責任を果たしていた。クラスの中で頼られる存在なのだという。長男の存在が次男を成長させていることも確認することができて嬉しかった。次男は運動会の最後、低学年の代表としてPTAから参加賞を受け取る役を任されていた。次男にとって、長男の存在がマイナスではなくプラスになっている。これほど嬉しいことはない。
兄弟揃って成長した姿を見せてくれた。親としてとても誇らしかった。
今年一番の難題は今日クリアすることができた。ハラハラする日常からようやく解放される。ホッとしている。
妻からそれを一番感じる。今晩の献立に焼き肉を選び、高価な肉を買ってきたことに現れている。