ガイドブックで国語力アップ
ディズニーやUSJ パークガイドで読める漢字が増えた
自閉症の長男はディズニーランドが大好き。巨大アミューズメンドパーク繋がりでユニバーサルスタジオジャパンも大好き。ちなみに、後者は行ったことがないので、座学ベース。ワイドショーなどででディズニーランド等の特集が組まれていたら、必ず録画する。本屋へ行けば、ガイドブックの最新号を探す。子ども用の本棚には、大量のガイドブックが並べられている。
ディズニーランドは長男にとって別格の存在のようだ。家では使用しない園内ガイドアプリを毎日起動している。前述の録画は、ほぼ毎日見ている。ディズニーの情報に触れていることが、彼にとっては心地いいのだと思う。ちなみに、ディズニーシーは長男にとってちょっと”違う”らしく、過去1~2度遊びに行って以降、遊びに行きたいと言わないのだが、テレビやガイドブックにおいてはランドと同じように好んで触れている。
ガイドブックが好きなことで、よかったことがある。読める漢字が増え、語彙が増えた。
ガイドブックは基本大人向けに作られている。子ども向けの本ならひらがな表記の言葉が、漢字で表されている。長男は視覚の記憶力が秀でているので、多少難しい漢字であっても”かたちを覚え”、その漢字の読み方を覚える。記憶の容量が相当あるようなので、熟語の数はあまり支障とならないようだ。同じ漢字を使っている熟語、例えば「園内」と「来園」であれば、それぞれを別の言葉として覚えている。「園」に関連して覚えるアプローチはしていないようだ。その為、音読み・訓読みでつまづくことが一切ない。
話し言葉では使わないような単語にも、活字なら触れることができる。テレビのテロップでも同じことが起こるのだが、自分の知らない言葉を目にすると、親に意味を尋ねる。単語の”かたち”と意味をセットで覚え、少しずつ語彙数を増やしている。
これらによって、漢字の書き取りは実際の学年より1学年程度下のドリルで学習しているが、読みに関しては、実際の学年以上に理解している。かたちで認識しているので、英単語であっても覚えているものがある。カリフォルニアディズニーランドのガイドブックで覚えたと思われる。
TEACCHには、得意分野を伸ばして苦手をカバーするというアプローチがある。視覚の記憶力とディズニーへのこだわりを活用して、国語力をアップさせたいと思っている。ガイドブックを読むことが読書と呼べるか疑問だが、活字に触れることはやはり良いのだな、と改めて感じた。
ちなみに
最近は、水族館や動物園のガイドブックにも手を出している。海豚(いるか)や海豹(あざらし)なども、かたちで覚えているので難なく読みこなす。脳の回路が違うのだな、と改めて思わされる。
ガイドブックは毎年最新版が刊行されるので、ネタ切れを起こさない。貴重な”読み物”だ。