桃太郎電鉄のこだわり(セーブデータ 続編)

長男の貧乏神嫌いは相当なものだった

データセーブで解決したと思われた桃太郎電鉄の遊び方だが、解決していなかった。私はセーブの仕方を知らないから上手くデータを残せないのだと思っていたが、実態は違った。

長男は家族で桃鉄を遊ぶことが嫌だった。家族で遊んだデータがなかったのは、セーブがうまく行かなかったのではなく、こっそり消していたからだった。消した理由は、

自分に“貧乏神“がついてしまうことが嫌だから

だと言った。?だったのだが、話を聞くと、皆が操作をすると自分が目的地から一番遠くなってしまうことがある。そうすると貧乏神が憑いてしまう。

貧乏神は、ゴールである目的地から一番遠くにいるプレーヤーに憑く。お金を減らされたりカードを捨てられたり、キングボンビーに変身したり。桃鉄の醍醐味である貧乏神を、長男は予想以上に嫌がっていた。

前回書いた通り、長男は一人で四人分操作して桃鉄を楽しんでいる。これにこだわる理由は、COMプレーヤーに攻撃系のカードを使われることが嫌だからだと思っていた。理由はもう一つあった。

貧乏神の引き受け手を必ず用意し、自分には憑かないようにするため

思い返せば、次男のプレーヤーにいつも貧乏神やキングボンビーが憑いていた。自分以外の誰かに貧乏神が憑くようにコントロールしながらプレイしているのだ。

そんな遊び方、何が楽しいのだろう、、、


話はボードゲームに移る。

長男は人生ゲームやモノポリーが好きなのだが、特例ルールで遊んでいる。人生ゲームでは借金の赤い札を受け取らずに済むツケ払いやマイナス価値の資産カードを、あらかじめ外す。モノポリーでは、遊び方を大幅に変更し、勝ち負けを他のプレーヤーを破産させることからキャッシュの額面に変えた。銀行からお金をもらえるような特別ルールを組み込んでいる。全てに共通しているのは、

自分が持っているお金やアイテムを急に奪われたくない

これに尽きる。ボードゲームではこのポイントを抑えていたのだが、テレビゲームでは意識していなかった。スイッチでも、嫌なことの根っこは同じなのだ。

桃鉄で長男に貧乏神が憑かないように“忖度して“プレイすると、長男が目的地から離れている状況では、ちょうどゴールできるサイコロの目が出ても到着できない。忖度桃鉄はつまらない。特に、次男は面白くも何ともないだろう。

長男に貧乏神が憑き、プチかんしゃくを起こしたので、とりあえず当面は家族での桃鉄を控える。

忘れかけていた長男のこだわりを急に突きつけられた。こだわりの強さにも、あらためて閉口させられた。

順調に成長しているように見えて、幼いところは手付かずのまま。長男の成長マップがまだらなことに、改めて痛感させられた。