マスク着用奮闘記
コロナ以前、長男はマスクが大の苦手でした。今、何の文句もなく付けてくれます。きっかけは何か、振り返ります
長男は注射を極度に嫌がるので、インフルエンザの予防接種を受けさせることが出来ない。その為、冬はインフルエンザ予防のためにマスクを着用させるのだが、昨年の秋冬はとても嫌がっていた。
ゴワゴワして気持ち悪い
紐がこすれて耳が痛い
マスクがぬれて気持ち悪い
マスクが嫌な理由は様々で、なかなか冬場にマスクをつけてもらえなかった。その為、コロナが騒がれるようになった今冬は、どうやってマスクを付けてもらうか、頭を抱えていた。
長男が一番嫌がらずに付けられるのは、給食などの布マスクだ。布マスクについては、給食の配膳で使う際に着用できているので、抵抗が少ない。布マスクはクリアだ。我が家に届いた「アベノマスク」は長男に廻した。
何かと揶揄されたアベノマスク 我が家では重宝しました
コロナ対策では毎日着用しなければならないので、布マスクだけでは足りない。不織布マスクも使えるようにならなければならない。長男は不織布マスクを嫌がる。理由は、息苦しさと耳の痛さだ。長男にはキッズマスクを買い与えていたが、小さすぎるのかもしれない。ちなみに長男は小学生だが身長が160cmある。妻用の備蓄マスクをつけさせると、息苦しさも耳の痛みも言わなくなった。
不織布マスクを嫌がる理由は、サイズだったようだ。ただ、妻のマスクを妻と長男で使うことになるので、備蓄量では足りない。ちょうどマスクが店頭から消えた時期だったので、今度はマスクの調達方法が問題になった。
我が家は不織布マスクを洗濯することで品切れを防ぐことにした。次男のキッズマスクも容易に購入できないので、不織布マスクは全て洗濯し、複数回使用することにした。洗濯すると思わぬプラスがあった。不織布マスク特有のチクチク感がなくなるので、次男も含め子ども達がマスク着用を嫌がらなくなった。最初から洗っておけば、インフルエンザ予防にマスクをフル活用できていたのかもしれない。
再開後の学校は、かなりルールが変わったようだ。手洗いやフィジカルディスタンスなど、先生方が頑張って感染予防策を取っているようだ。
これによって、長男は自然とコロナウィルスの知識を得て、適度に怖がることで手洗いやマスクの必要性を理解した。先生方のおかげだと、感謝している。
当初、マスク着用の習慣を定着させることは難しく、かなりの長期戦を覚悟していた。「奮闘記」と題したが、大して苦労しなかった。アメリカはずいぶんとマスクの苦労しているようだ。長男だって着用の必要性をすぐ理解できたのに、アメリカ人は不思議なことで困っている。