音感

「視覚的記憶力」に続き、新たなスペック「音感」獲得か?

自閉症の長男に、私たちの知らない能力が備わっていたかもしれない、というお話。
音楽の授業で、トーンチャイムを使って音階当てクイズをしたという。
(ちなみにトーンチャイムとは、こんな楽器)

長男は、すべての音階を当てることが出来たという。
家にはピアノなどの楽器はなく、そもそもスケール(ドレミファソラシド)を知らない。
音楽の習い事は当然やっていない。
難易度を知りたいので、スマホのアプリを使って私が音階当てをやってみたが、結構難しい。
長男はリコーダーもピアニカもほとんどやっていない。
スケールを知らない長男が、なんで当てることができたのだろう。不思議だ。

”自閉症”スペース”絶対音感”で検索すると、結構色々な記事がヒットする。
絶対音感というと、ちょっと特殊能力の感が強すぎて、長男のそれとは違うような気がするが、
目の良さに加えて耳も良い可能性はある。

以下は、「ウチの子は音楽的才能があるかも知れなーい!」親バカな着眼点。

①映画のミュージカルシーンが好き

長男は、ディズニー映画の歌って踊るシーンが大好き。
早送り・早戻しボタンを駆使して何度も観ている。
以前はラプンツェルやアラジンの歌パート、最近では美女と野獣の歌パートを何度も何度も繰り返し観ている。
私だったら退屈に感じて飛ばしたくなるシーンだ。

②カラオケで難しい曲を歌う

長男の十八番は、米津玄師の「Lemon」、星野源の「アイデア」、秦基博の「ひまわりの約束」、Official髭男dismの「Pretender」、スキマスイッチの「全力少年」、菅田将暉の「虹」、嵐の「カイト」。
傾向としては、ドラえもん色が強いラインナップだ
LemonやPretenderは音程を取るのが結構難しい曲だと思う。
いずれの曲も、私が歌ったあとに『ボクも歌う』と言ってチャレンジし、気に入って何度も歌った曲だ。
歌の上手さはフツー。リズムはずれることがある。声量もない。歌唱力がある訳ではない。
ただ、音階はズレない。次男が同じ歌を歌ったときにはかなり音階がズレるので、不思議に感じていた。
私は何度も楽曲を聞いて音階を覚えるので合わせることができるが、長男は少ない聴き込みで音階を合わせることが出来るようだ。
音階を捉える力が備わっているのだろうか。

親バカのろけ話を披露してしまったが、音感を伸ばせるような遊びを考えてみたいと思う。

とりあえず、歌うことや演奏することが大好きな子に育ってほしい。嫌いにさせないように配慮したいと思う。行く行くは、立派な音柱になってほしい。