かな入力 早打ち
ひらがなは46文字、アルファベットは26文字。覚えなければならないキーの数が少なく済むので、大多数の人はローマ字入力でパソコンを使う。アルファベットは26文字、QやXなど、ローマ字に使わない文字を差し引くと、ローマ字入力で使用するキーはさらに少なくなる。ひらがなの46文字は数が多い上に配列もバラバラで、位置を覚えるのはとても大変だ。普通の人にとっては。
長男はパソコンが好きだ。小学校のパソコンの授業で皆に『パソコン詳しくてすごいね』と褒められたことで、以前にも増してパソコンを使う機会が増えた。
長男はかな入力を使う。最近、タイピングのスピードが早くなっていることに驚いた。長男は視覚の記憶力に秀でている。網膜に写った“絵“の記憶が得意だ。この記憶を、時間が経っても覚えていられる。キーボードの46箇所を覚えることは、この記憶力を使えば簡単なことのようだ。私がかな入力すると、なかなか文字を打てない。どこにキーがあるか分からない。まごついていると、横にいる長男からキーの場所を教えられる。ひらがなキーの配列を完全に覚えている。
今後ローマ字を覚えたとしても、一度ローマ字に変換してキーを探すことを考えたら、かな入力のほうが早いのではないだろうか。今のかな入力のスピードを見ると、彼はずっとかな入力のままでもいいような気がする。
久しぶりに長男の能力が活用される様を見た。この能力を駆使する場面がまだ少ない。自分で上手く使いこなせるようになって欲しいと願っている。できれば、学業と就労で。