カレンダーの苦労(前編)

カレンダーの祝日が違っている2021年の夏 昔の長男だったら大騒ぎしていた

7/19は海の日で祝日。カレンダーや手帳はそのように表されているが、実際の海の日は7/22。ちなみに7/23はスポーツの日(体育の日のこと?)であり、ともに祝日となる。これはオリンピックに伴う変更で、カレンダーにおいては無印の7/22と23は休みになり、急に4連休ができたような感覚になる。

来週7/19は平日。小学校はあり、会社もある。長男は、最初に知った時、19日に学校があることをとても嫌がった。カレンダーは休みの表示だから、「なぜ?」となり休みたがった。少し説明すると納得してくれた。思いのほか、早く理解してくれた。

もし以前の長男だったら、このことを理解できず、かんしゃくを起こしていただろう。

前編では、暦の概念によって改善したことと困りごとを紹介する。

長男は見通しが立たないことに不安を感じる傾向があった。暦を理解していない頃は、2〜3日以上先の予定を覚えることができず、先の予定の話をすると都度不安を感じていた。

そこで、手作りのカレンダーを作り、目につきやすいテレビ台の上に設置した。そのカレンダーに、登園の予定、遊びの予定をペンの色を分けて書き込みした。これによって、曜日と日付の感覚を覚えさせようとした。

手作りカレンダーによって先の予定が可視化されたため、長男の不安を大幅に緩和させることができた。発展系として、2ヶ月分のカレンダーを併設し、2ヶ月先の予定まで“見える化“し、理解させることに成功した。しかし、新たな問題が二つ生じた。

一つはカレンダーの予定を変更する時に強い不安を感じてしまうこと。もう一つはカレンダーの予定が絶対的なものになってしまい、変更ができなくなってしまったことだ。特に、後者は天気に左右される週末の外出に影響した。屋外の予定を書き込む際は、天気によって中止せざるを得ないリスクがある。夫婦間で話し合い細心の注意を払ってカレンダーを作った。

カレンダーによって見通しの立たない不安は緩和されたが、今度はカレンダーに縛られてしまう新たな困りごとが生まれた。

この困りごとが解消されたきっかけは、長男の成長だった。手作りのカレンダーによる日程管理の必要がなくなり、予定変更も受け入れられるようになった。気がついたら、予定の困りごとは無くなっていた。

後編へ続く