ワクチン接種
先日、新型コロナウイルスのワクチンをようやく接種した。ワクチンはファイザー製。自治体のホームページからの予約ではなく、近隣のクリニックが確保したものをクリニックのホームページから予約できた。予約の困難さは相当なもので、自治体のホームページで予約可能を表す丸印を見ることは一度もなかった。この“チケット争奪戦“には二度と加わりたくない。
私の接種はまだ1回目。2回目の後に来るという副反応をまだ経験していない。1回目の副反応はそれほど重くなかった。腕は痛かったが我慢できる痛みだった。先行して2回目を済ませた妻の副反応は、比較的軽かった。『若くないからだね』と言ったら怒られた。2回目の副反応は非常に重く辛かったという話をよく耳にする。妻と私の副反応は違うかもしれない。2回目の接種は2週間後。非常におそろしい。
自閉症の長男は12歳なので、接種券が送付されている。私が行ったクリニックの待合室には、接種を待つ小学生か中学生の子どもがいた。小学6年生は接種対象なのだ。ワクチンの筋肉注射は、想定よりも痛くなかった。長男は人生において注射の経験がほぼゼロなので、接種は無理だと思っている。注射だけでなく、ワクチンの安全性を考慮して接種不可だと夫婦間で話し合っていたのだが、副反応が辛いなら絶対に無理だ。大の苦手である注射のあとに身体の痛みや高熱が発出してしまったら、今後2度と注射を許してくれなくなるだろう。自閉症の思考の紐付けは強固なので、注射とマイナス材料が簡単に紐付いてしまうだろう。長男の接種は無理だ。経口薬が完成するまで、ウチは今の感染対策を続けるしかない。
ウチの周りのご家庭で、我が子への接種を考えている親は非常に少ない。理由の大半は、安全性の懸念だ。ワクチンパスポートが出来たとしても、接種を済ませた子どもが少なければ、旅行や行楽は制限されたままだ。コロナによる経済の停滞は、治療薬が完成するまで続くだろう。それはいつになるのだろう。まだまだ先の話だと思っている。
自閉症のお子さんを持つ家庭は、接種しているのだろうか?