遊びの工夫
最近は任天堂スイッチなどのデジタル系おもちゃにシフトしているが、元々うちの子どもたちはアナログのおもちゃが大好きだ。昨日、久しぶりにボードゲームで遊んだ。
「どこでもドラえもん 日本旅行ゲーム/エポック」というすごろくゲームを持っている。このゲームは、スタートの北海道からゴールの沖縄まで、名物ドラカード“(例えば、静岡には富士山ドラ、秋田にはナマハゲドラ、など、それら名物のコスプレをしたドラえもんのカードがある)を地方につき一枚ずつ集めて一番でのゴールを目指すというゲームで、所持金で順位を決める。
このゲームに、最近熱心な桃太郎電鉄の要素を組み込んで遊ぶことになった。
下記のようなルールを加えて、桃鉄色を出した。今までの遊び方とは違う面白さがあった。もしボードゲームに少し飽きを感じていたら、遊び方のマイナーチェンジをお勧めします。(※ゲームの通貨は“ドラ“です)
①ゴールとなるドラカードを引く。出たカードがゴールになる
スタートはゲームのルール通り北海道から。長男が引いたカードは、山梨の“武田信玄ドラ“。一番先にこの升目に止まった人が、カードを獲得&賞金獲得のルーレットを回すことができる。
②指定の升目にピッタリ止まらなければゴールしたことにはならない。通過ではダメ
これが案外難しい。近付いても、ピタリ止まらなければゴールにならない。桃鉄さながらにぐるぐる回って、丁度ゴールできるルートを探す。このゲームは新幹線やフェリー、飛行機などの有料移動方法があるので、それらも駆使して丁度ゴールに到達できるルートを検討する。結構頭を使う。
③このゲームはルーレットの1〜6に金額が書かれており、目に書かれたお金が貰える。カードを取れたら、ルーレットを2度回して賞金を貰う
ルーレットで獲得できる賞金は、最大10,000ドラ、最小3,000ドラ、苦労してゴールした甲斐があったかどうかは、ルーレットの出目次第で決まる。
④ゴールしたプレーヤーが次のゴールとなるドラカードを引く。近場だと有利だが、遠方だと他のプレーヤーが有利になる
群馬の“富岡製糸場ドラ“をとった後に引いたのは、佐賀の“有田焼ドラ“だった。また、大分の“カボスドラ“のあと、高知の“坂本龍馬ドラ“を引き、次のターンで到着、連続ゲットしたこともあった。このルールは、本物の桃鉄のようで面白かった。
⑤途中ドラカードの升目に止まったら、ドラカードを購入できる。これは元々のこのゲームのルールを残した。他のプレーヤーが止まると、ルーレットの出目のお金をカードの持ち主が貰うことができる
これは桃鉄の物件の要素を取り入れた。止まらないように回避したので、他のプレーヤーからお金を巻き上げることはなかった。プレイ時間がもっと長かったら、上手く機能したかもしれない。
⑥決算にて、ドラカードは一枚3,000ドラとして計算する
ドラカードは最後、一枚3千ドラで計算した。買値が3千ドラなので、3千ドラ換算では儲けが出ない。売値は増減させたかったが、複雑になりすぎるので長男が嫌がった。
なお、桃鉄に倣い、タイマーでゲーム時間を決めた。昨日はタイマーを30分に設定した。
第一回ドラえもん日本旅行ゲーム“桃鉄“は、長男が勝利した。長男は、ボードゲームで無類の強さを発揮する。理由は不明。二つ目に遊んだ人生ゲーム(ジャンボドリーム ※下記バナー参照)においては、50万ドル以上の差をつけてぶっちぎりの一位だった。
桃鉄風にアレンジしたこの遊びは、下記の点でよかった。
- 日本の地理感覚を理解できる。違い、遠い、などが分かりやすい。
- 各地の名産、名物がドラカードで理解できる
- 新幹線やフェリーがどこを通っているか、理解できる。
- 出目で丁度ゴールできるような進め方をあれこれ試す。新幹線などを織り交ぜて考える。かなり頭を使う。
- お金の計算(人生ゲームもお金の計算力をつけるのに、かなり有効)
久しぶりにボードゲームで遊んだのだが、楽しかった。新鮮さがあった。今回のルール変更は、子どもたちに好評で、『またやりたい』と言ってくれた。
一番嬉しかったのは、定型を好みワンパターンに安心する長男が、ルール変更を受け入れて且つ楽しめたことだ。一年前の長男なら拒絶していただろう。
アナログゲームで遊ぶ機会は、アナログ好きの我が家でも減っている。ルールを工夫して、アナログゲームで遊びたいと思っている。