ローカルルール

ローカルルール

ローカルルールもしくは地方ルール。ある特定の地方、場所、組織、団体、状況などでのみ適用されるルールのことを指す。

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長男はゲームが好きだ。テレビゲームだけでなく、ボードゲームなどアナログゲームも大好きだ。ただ、あまり強くはない。仕方ないことなのだが、深く考えてプレイすることはできない。私や次男が本気を出してしまうと、長男を負かしてしまう。負けず嫌いの長男のやる気を削いでしまう。これらのゲームで遊ぶ際には、我が家のローカルルールを積極活用している。

下記のようなルールを追加して、長男の不利を埋め合わせている。

テレビゲーム

  • 桃鉄では、攻撃系カードは基本使わない。捨てるかカード売り場で売却する
  • 貧乏神がつくことを嫌がるので、豆鬼など弱いプレーヤーを入れておく。
  • マリオパーティーでは、長男の邪魔や攻撃はなるべくしない。
  • キャラクター選択は、長男が一番先。好きなキャラを選んでもらい、コースも長男に選ばせる。

ただ、マリオカートやルイージマンションでは、ノーハンデでプレイできる。悪い順位やクリアできないことを受け入れる。これらのゲームは次男と二人で遊ぶことが多いのだが、上手い次男とプレイすると自然とバランスが取れる。

ボードゲーム

人生ゲームやモノポリーの際のローカルルールは、所持金マイナスのイベントを排除している。

  • 人生ゲームでは、借金の赤い札は使わない。お金がマイナスになるアイテムカードも最初から外す。
  • 借金が発生する場面では、アイテムカードの売却やつけ払いルールを使用。ツケの方は、バンカーが借金を覚えておき、給料やプラス升の際に天引きする。
  • 2万ドルを払ってルーレットを回し直せるルールを追加し、大きなマイナスのコマを回避できる救済策を用意。
  • モノポリーはルールを大幅変更し、稼ぐ方法を他のプレーヤーから巻き上げるのではなく銀行からお金を獲得する方法に変更。
  • 人生ゲーム同様、お金を払えばサイコロを振り直せる。

ボードゲームでは、これら救済用のローカルルールを厚めに用意しているのだが、ルールを使わずにぶっちぎりで勝つことが多い。ボードゲームの勝率は非常に高い。謎の勝負強さを持っている。

これらのローカルルールは、最初長男が負けない為に用意をしていた。私と大人びている次男は、長男が“大負け“しないように気を配りながら遊んでいた。

最近では、長男は負けを受け入れられるようになった。ボードゲームでは、次男が優勝しても『おめでとう』と言えるようになった。すごい成長だ。このような時には、ちゃんと褒める。

長男が負けを受け入れられるようになって、一番喜んでいるのは次男だ。本気を出せるので、以前よりも勝ち負けを楽しめるようになった。次男や私が本気を出してあそぶことで、長男も楽しそうにしている。

一番肝心なことは、長男が楽しめることだ。子どもの頃、鬼ごっこなどで遊ぶ際、“まめ“や“ひよこ“というルールがあった。小さい子や低学年の子が負け続けないようにルールを設けていた。我が家のローカルルールは、これと同じものだ。

楽しいゲーム環境を用意し、楽しく遊ぶことができれば、そのうちローカルルールは必要なくなる。勝ち負けも受け入れられるようになる。

お試しあれ。