授業参観 前編
子どもたちが通う小学校の授業参観があった。今年は妻の代わりに私が参加した。昼過ぎから始まる授業参観に行くため、午前は在宅勤務、午後は半日休にして時間を作った。私は一度も授業参観に行ったことがない。仕事の調整をすれば授業参観に行くことはできたのだが、長男が許可してくれなかった。平日の学校に私が居ることが嫌だったらしく、今まではずっと妻が参加していた。
今年長男は6年生。小学校ラストイヤーなので、妻が『お父さんが見に行ってもいいかな?』と聞いてくれた。妻はダメ元で聞いたのだが、長男は予想に反して『いいよ』と言ってくれた。私は6年目で初めて授業参観を見る機会を得ることができた。
長男は授業参観を苦手としていた。1、2年生の頃は、妻が教室に居ること自体NGだった。妻の授業参観を渋々OKするようになった後も、授業参観は大の苦手だった。父兄が教室に居るイレギュラーが苦手で、数日前からストレスを感じ、参観日当日も落ち着かなかった。
長男が変わったのは一昨年前からだ。目に見えてストレス反応が減った。昨年はコロナ禍で当初日程から変更されたのだが、問題なく対応することができた。授業中もハキハキしていたという。そして今年。今までNGだった私が参加できるようになった。しかも、後半は次男の授業を見るために抜けることも許可してくれた。至れり尽くせりの状況で、授業参観に参加できることになった。
後編へ続く