自閉症児の気遣い 後編
(前編はこちら)
前回、自閉症児の長男が、家の外のコミュニティーにおいてちゃんと気遣いができていることを紹介した。長男は、家と外では違う姿を見せるようだ。
家では何故気遣いをしないのか?学校でできることを家でできないのはなぜか?
長男が家族に心を許してくれているからだと思っている。他人を気遣う時、長男はかなりの労力を割いていると思われる。人一倍環境変化に敏感なので、気遣いの為にセンサーをフル稼働させているだろう。長男は帰宅後、のびのびダラダラ過ごしている。学校生活では、かなり気を張っているであろうことが伺える。
気を遣ってもらえないのは、心を許してくれている証拠。愛されている証だと思うことにしよう。せめて家の中だけは、ストレスのない環境にしよう。長男にのびのび過ごしてもらおう。
ただ、次男にだけは『ありがとう』と言ってあげてほしい。