意外なほど、コロナ禍の制約を納得!
明日から子どもたちは2週間の夏休みだ。神奈川県は、海水浴と市民プールを閉めているので、昨年ヘビーユースした水遊びが出来ない。新規感染者が増加している状況を考慮すれば、人の多い所には出掛けられない。高齢者である私や妻の親に感染させるリスクがあるので、帰省もできない(実家は、近場の神奈川県、千葉県だが)。スーパーやショッピングモールすら、感染リスクを考えたら控えるべきだろう。
八方塞がりだ。
そんな状況にも拘らず、子どもたちは不思議なほど”自粛”を受け入れている。自閉症の長男も、「コロナだからお出かけできない」という超イレギュラーを受け入れている。大荒れを覚悟していたので、とても有難い。
通常であれば遊べるはずの、ルーティンになっている下記の遊びを全部我慢してくれている。
- 夏季シーズンに数回行く海水浴
- その海水浴の一回は、まほろばマインズに宿泊して遊ぶ三浦海岸
- 家の近所にある市民プールで毎週末遊ぶ
- 八景島シーパラダイス
- 近所の夏祭り(の屋台グルメを楽しむ)
- おじいちゃんおばあちゃんの家へ遊びに行く(妻の実家は神奈川、私は千葉)
今年は遊びに行けないことを、今の段階で納得してくれている行き先は下記だ。
- よみうりランド :春~夏にかけて我慢した。毎年2回行くのが恒例で、秋口に行くチャンスがあるのだが、行けなくてもいいと言ってくれた
- 上野動物園 :都内はコロナの危険があると説明すると、すんなり取りやめを受け入れてくれた。大宮の鉄道博物館も同様だった
- 東京ディズニーランド :毎年クリスマスのあとに行っている。一年に一回の、長男が最も楽しみにしているイベントだが、
エレクトリカルパレードが中止されていることを伝えると「行かなくていい」と言ってくれた。
3月のコロナ騒動の頃からディズニーのことが心配だったので、この物分りの良さはとても嬉しい
小学校でコロナウィルスの啓蒙がされていると聞いているが、あまりの理解の良さに少し拍子抜けした。以前の長男なら、一度パターン化した遊びは、雨が降っても休園でも泣いて行きたがった。長男は拘りが強いので、遊びの予定はかなり神経質に立てていた。遊びの予定の変更は、親が相当消耗させられる嫌なことだった。今回、長男はフツーの子でも嫌がるような変更を受け入れてくれている。私たち親はとても嬉しい。
コロナの対応で、予定変更を余儀なくされている家庭はとても多いだろう。パニックを起こしてしまう子もいるのではないか。昔の我が家のように、意を痛くしている家庭がないか、心配している。自閉症とコロナは相性が悪い。ルーティンを破壊されるからだ。自閉症特有のコロナ対応の辛さが当事者家族を不幸にしていないか。一日も早いコロナの終息を願っている。