長男が見たことのないバラエティー番組を録画することが増えた。番宣を見て面白そうな番組を見つけると録画予約する。興味のある対象範囲はかなり広がった。しかし、彼独特のテレビの見方は変わらない。長男が見たいのは、好きな番組ではなく、好きな番組の１シーン。何年もブレることなく続けている。興味が広がるのはいいことだが、いびつだなぁ　～

「オリンピックってやるの？今年はプールに入れるの？」オリンピックのことをほとんど知らない長男から質問された。クラスの誰かがこのような話をしていたのを聞いたのだろう。ウチの中でオリンピックが話題になることはない。スポーツに興味はなく、ニュースも見ないからだ。私も開催中止にそれ程興味がない。どちらでもよいが、子どもたちから好きなことを奪う決定にはなってほしくない　～

過去の録画番組を繰り返し見ることを好み、新しい番組を見ようとしないのが長男の過去のテレビ視聴スタイルだった。長年変わらなかったスタイルが変わりつつある。見たことのない番組に興味を持つようになった。番宣やCMを見て興味を持った番組を、積極的に録画している。たかがテレビだが、長男が多くのことに興味を持ってくれるように変わった　～

長男は失敗が苦手だ。小さい頃は失敗への心配が非常に強く、多くのことにストレスを感じていた。最近は耐性がついてきたが、今でも失敗しない為に慎重な行動を取っている。好きなテレビ番組を予約する際に、この慎重さが現れる。先日、珍しく番組を録り漏れてしまったのだが、長男は自分で考えてTVerによって代替対応していた。小さなことだが、立派だ　～

長男は小さな頃からテレビが好きだった。ただ、長男のテレビの見方は独特で、お気に入りの番組を録画で何度も繰り返し見るという変わった見方だった。これが少しずつ変わっている。テレビに対して独自のこだわりが強い長男が、初見の番組を見るようになった。今までは勝手知ったる番組しか見ようとしなかった。小さなことだが、これも成長の証だ　～

自閉症の特性として、シングルフォーカスがある。「一つの事柄に意識が集中してしまい、複数のことを同時にすることが苦手」というもので、自閉症の代表的な特徴の一つだ。最近、長男のシングルフォーカスに変化が起こっている。ゲームなどをする際、テレビを“ながら見“をするようになったのだ　～

長男はテレビ視聴のこだわりが強い。長男のために、テレビ以外に、アマゾンプライムやディズニープラスなど、複数のチャンネルを用意している。昨日、ディズニープラスがエラーで視聴できなかった。以前の長男なら、ここでかんしゃくを起こしていたのだが、長男は文句を言いながら録画番組を見始めた。これは大きな成長だ。昔ならあり得ないことだ　～