人を信用しない、人からの信用を鵜呑みにしない
発達に凸凹があり、過度に繊細で感受性が強すぎて、加えてうつ病を罹患している私から見ると、人付き合いは何よりリスクが高い。もし誰とも会わずに生活が出来るならば、今の困り事は全て消えるだろうな、といつも思う。心の安寧を掻き乱す要因の九割五分は、他人だと思っている。
表題は、そのリスキーな他人に対峙する基本原則だ。
“人を信用しない“
悪人だと疑え、という意味ではない。人に期待して『何かしてくれる、助けてくれる』と思ってはいけないということだ。
勝手に期待してしまうと、期待通りの結果にならなかった時、『裏切られた』気分になる。
勝手に期待したのはこちらなのに、だ。最初から人に期待さえしなければ、心に波風は立たない。
人が自分にプラスを与えてくれるという“都合のいい“前提に立たない方がいい。
“人からの信用を鵜呑みにしない“
人から信頼されている、期待されていると思うと、プレッシャーを感じてしまう。前向きなひとや強い人はいいが、繊細な人には辛い。自分で心理的プレッシャーをかける必要はないと思う。
人や自分に対する期待値を上げてしまうと、あとでガッカリすることになる可能性が高い。自分のことを低く見積もっておいた方が、後々落差に落ち込むことがない。
他人から“期待されていない“、“好かれていない“、“信用に足りる人物だと思われていない“
これぐらい悪い前提の方がいいと思っている。
結果が芳しくなくても“想定の範囲内“、良かった時は“丸儲け“だ。絶対マイナスに振れることはない。
前向きな人、明るい人、デキる人はこんな前提に立つ必要はない。好きなだけ、意欲的に生きればいい。心が繊細で、傷つきやすい人は、ダメージを少しでも減らすことを考えるべきで、そうすると対人関係は見直しの必須ポイントになる。
過度な期待はやめよう。自分に対してもう、他人に対して。