こいのぼり
ウチもこどもの日の準備を始めた。こいのぼりを飾り付けた。
こいのぼりは、毎年『もう連休前なんだ、今年も時間の流れが早いな』と感じるきっかけになっている。昔から長男はこいのぼりが大好きだった。療育で先生が描いたこいのぼりの絵を、『描いてくれ』と私は毎年のようにお願いされた。事務的な作業のように、色ペンを使い分けてこいのぼりの絵を大量に描いて長男に渡した。長男はその絵を家の中に飾る。大量に描かされたので、以前はフリーハンドでこいのぼりを描くことができた。茶封筒にこいのぼりの絵を描き、両端を切って棒に貼りつけてこいのぼりをこしらえたりもした。何故長男がこんなにこいのぼりが好きなのか、理由は未だに分からない。
長男は風になびくこいのぼりが大好きだ。以前住んでいた新横浜では、日産スタジアムにこいのぼりを見に行った。たくさんの鯉のぼりが飾られている姿を見ると、長男はときめく。商店街のこいのぼりや他のご家庭のこいのぼりでもテンションが上がる。厚木や埼玉県には大量のこいのぼりを飾り付けている場所があるらしいが、遠出をしないので見に行くに至っていない。
こいのぼりは大好きだが、カブトには興味がない長男。柏餅も食べないので、こどもの日の執着はこいのぼりのみだ。こどもの日のが好きなわけではないようだ。ちなみに、次男は鬼滅の刃の影響で、カブトの脇に添えられている模造刀を持って狂喜乱舞。炎柱としての責務を果たそうと、剣を握りしめている。
こどもの日が終わると、休み明けの不安定と運動会の練習が加わり、苦難の時期を迎える構えをする。今年はその必要がなさそうで安心しているが、子どもの日=こいのぼりが節目になっていることは変わらない。
花粉の飛散が収まれば、4月5月は過ごしやすい季節だ。コロナ禍で外出をためらわれるが、可能な限り外遊びをさせてあげたい。今年の春も、昨年同様新型コロナに怯える春になりそうだ。