いいルーティン
一度ルーティンになったお手伝いはずっとやってくれます
お手伝いのルーティン化
自閉症児の行動は、パターン化することが多い。問題行動の定着は厄介だか、いい行動が一度定着すると、ずっと続いてくれる。フツーの子は文句を言ってやりたがらないことでも、黙々とこなすことができる。
自閉症の長男には幾つかのお手伝いをお願いしている。一度彼のお手伝いリストに登録されると、ずっとお手伝いしてくれる。
長男は下記のお手伝いをして、親の役に立ってくれている。
- 雨戸を開ける (AM5:30)
- 雨戸を閉める (PM4:00)
- お風呂のお湯張りボタンを押す (PM4:00)
- 自分のパジャマを用意する (お湯張りのあと)
- 箸とコップを並べる (PM18:30/あつ森を遊び終えた後)
- 自分の食器を片付ける (食後)
大したことはやっていないが、お風呂や雨戸など彼に全てを任せている家事があることが大事だと思っている。長男らしいなと思うのは、やる時刻が毎日決まっているところだ。週末であっても5時半に起きて雨戸を開ける。
親と約束した遊び方(遊びのルーティン)
集中すると限度がないので、制限時間を決めているものがある。下記の約束は守ってくれる。遊びすぎることはない。
- 土日 YouTube (午前午後 各45分)
- 平日 YouTube (60分)
- 土日 任天堂スイッチ(午後午後 各45分)
- 平日 任天堂スイッチ(60分)
- iPadでネット検索(YouTubeの時間の枠内で)
- ※メダルゲーム (300円)
自閉症の特性なのか、これらの楽しい遊びにルールを決めないと、際限なく遊んでしまう。一度ルール(=制限時間など)を決めて守ってくれると、中毒にならずに済む。
上記は決して短く抑えられた時間ではないが、これらをルーティン化できたことによって、ゲームやネット中毒になるリスクを排除することができた。
ルーティン化ができたアイテムは、時計とタイマーだ。特に、後者の遊び時間はタイマーで時間管理できるようにぬったことで格段に減らすことができた。
長男の成長によって、守れる約束は確実に増えた。きっかけは時刻を読めるようになったことや、時間の概念を覚えたこと、カレンダーを理解したことだ。成長によって好転することは沢山ある。今辛いご家庭は、子どもの可能性を信じて前向きでいてほしい。