我が家の、鬼滅の刃(壱)
自閉症の長男ですら知っている人気ぶり
鬼滅の刃と関連する商品だけが、コロナ下の大苦境の中で猛烈な売上を叩き出している。コロナ下の絶望の中、鬼滅の刃は、唯一の明るいニュースと言っていい。沈む日本経済をけん引するコンテンツになっている。
世間の小学生と違わず、次男は早い段階から“鬼滅“熱を高めていた。学校の友達と話す話題は、一時期鬼滅の刃一色だったらしく、家で嬉々として鬼滅の話をしている。昔買ってからしばらく遊んでいなかったおもちゃの刀を、我妻善逸モデルにするべくマジックで黄色く塗ってた。今年我が家は参加しなかったが、ハロウィンパーティーには善逸の仮装をしたがっていた。昔、ダンボールで聖衣を作り小宇宙を高めていた私と、次男は同じ道を辿っている。ジャンプコミックに憧れを感じるのは、男の子のロマンだ。
私は、最近まで鬼滅の刃を見たことがなかった。趣味のラジオにて、ネタのフォーマットとして“呼吸“や“柱“などがよく使われるので、うっすらとした知識はあった。別途ブログで書くが、コロナを怖れて引き篭もった11月の3連休にアニメを見て、大ハマりした。今すぐ映画館に行って無限列車編を観たいが、コロナが怖く(鬼も怖く)て観ることが出来ずモヤモヤしている。次男と私は無限列車に乗り込む気満々でいる。
長男は、次男のような友達と“鬼殺隊ごっこ“をすることはないはず。支援級でどの程度、鬼滅の刃が話題になっているか分からない。長男は、鬼滅の刃の画をほとんど見たことがない。私が見ていたアニメも、フジテレビが放映した総集編の録画も見ていない。
その長男が、なぜか鬼滅の刃の知識を得ている。炭治郎や禰豆子、善逸、伊之助ら主要キャラクターは知っていて、水の呼吸の技名も知っている。どこで鬼滅の刃に触れているのか、全く分からない。次男は友達との会話、フジテレビが放送した総集編で知識を日々インプットしている。長男にはそのような機会はない。なぜ知っているのだろう。長男の謎がまた一つ増えた。
自閉症の長男が鬼滅の刃を知っている謎
ヨソのご家庭でも直面しているであろう、鬼滅の刃の波。我が家のケースを数回に渡って紹介する。子どもたちのスタンスや、私が視聴する中で自閉症とリンクさせて作品を捉えた点、など、書きたいと思う。
私の睡眠時間が鬼滅によって大幅に減っている。これは鬼の血鬼術だろうか。