サンタクロース 仕込み作業が佳境を迎える
”サンタクロース”は、本番の24日夜から逆算して、毎年この時期の仕込み作業が一番忙しいという。具体的にはおもちゃの準備が一番大変だ。サンタクロースとの橋渡し役である妻から情報をもらい、”サンタクロース”はプレゼントのおもちゃを用意する”らしい”。”サンタクロース”には、子どもの夢を守るために心掛けていることがあるという。
”サンタクロース”から教えてもらったので、披露しようと思う。
サンタクロースの心得
■子どもの欲しいものは直前まで固まらない。欲しいものを確実に把握するべし
我が家の場合、長男はプレゼントに関しては絶対にブレない。来年の誕生日プレゼント、クリスマスプレゼントまで、既に決まっているほど、おもちゃの欲しい順位が強固に決定している。今年のクリスマスプレゼントも例年通りすんなりと決まった。長男には外部情報があまり入らないので、CMなどを見て新商品を急に欲しくなることがない。一方、次男は直前まで欲しいもの同士を比べ一番欲しいものを決め、それをサンタクロースに頼む。エントリーされたアイテム数が多いので、なかなか決まらない。熟考を重ね、先週ようやく決まった。
『子ども達は何がほしいのか』妻と連携しながら、最新の情報をおさえ決定の連絡を待つ。
”サンタクロース”の業務フローの中で、地味な作業の一つだ。
■早めに購入。なかなか手に入らないものがないか、早めに判明させるべし
プレゼントのうち、ゲームソフトなどは比較的簡単に用意することができる。どこでも買うことができるからだ。ところで、我が家ではプレゼントにはメインとサブがある。『メインとサブの合計が○○円』とガイドラインを決めてから、子ども達に欲しいものを決めてもらっている。今年は二人とも、メインはゲームソフトだった。サブは二人とも欲しいものが違う。長男は絵本。この絵本が簡単に用意できるのか、取り寄せが必要なのか、早めに知る必要がある。初動が遅れると、下手をすれば24日までに用意できなくなるかもしれない。次男は、、、忘れてしまったので、妻に聞き直す。
前述の手順で、確定したら迅速に確保する。
『これが結構大変だ』と”サンタクロース”が言っていた。
■入手元を特定されないように気を付けるべし。店舗ロゴの入った包装紙は変更するべし
これは、面倒に感じる”サンタクロース”はやらないことだと思う。25日、子どもたちがプレゼントを見た時、そのプレゼントの包装紙に、トイザらスや電器量販店、AMAZONなどと入っていたら、子どもは変に思うだろう。我が家の場合は、鋭い洞察力を持つ次男が、包装紙からサンタクロースへの不信感を持ってしまう恐れがある。
サンタクロースの協力者である私は、学生時代に書店でアルバイトをしていたので、プレゼント包装が出来る。20年近く経った今でも包み方を覚えているので、ハンズやロフト、間に合わなければ100円ショップで包装紙を買い、ラッピングする。
私は、次男のように細かいことに気付く子どもだったので、包装紙でサンタの存在に疑問を感じた経験がある。同じ性質を持つ次男は、同じような疑問を持つ可能性がある。『ずっとサンタクロースを信じてほしい』と思い、自己満足の一環でこの作業をやっている。
これをやる”サンタクロース”に一つアドバイスをすると、包装紙は外国っぽく見えるものを選んだ方がいい。サンタクロースは北欧からやってくるからだ。カタカナが描かれた包装紙や日本で流行っているものがプリントされた包装紙ではリアリティがない。欧米っぽいもの、北欧っぽいものを選ぶと、”トナカイのそりで運ばれた感”が増す。包装紙にこだわるのはオススメです。
私は元々、物語やコントなど、創作物を考える作業が好きなので、細かい設定を考えることが好きだ。その為、このような煩わしい作業が嫌ではなく、むしろやり甲斐を感じる。昨年、”サンタクロース”はプレゼントに英語の手紙を添えた。25日朝、この手紙を訳して読んであげると、子どもたちはとても喜んでくれた。
今年も何かしらのサービスをしたいと思っている。・・・と、”サンタクロース”は考えているらしい。