人嫌い
いい歳なのに、私は未だに人が苦手で嫌いだ。年齢によって解消されるのではないかと思っていたが、むしろ歳を重ねる毎に苦手になっている。社交的な妻のおかげで、子ども達はコミュニケーション能力が高い。自閉症の長男も友達とよく遊ぶ。家族の中で人間関係が最も希薄なのは、間違いなく私だ。
人嫌いになった大きなきっかけはない。トラウマになるような裏切られた経験はない。面倒臭さが最も大きな要因だと思う。
私は、小さな頃から表情や語気、雰囲気から、その人の感情を読んでいた。そして、嫌われない振る舞いを心がけた。読み取った感情が実際に合っていたのか分からないが、無意識で人の感情を読んでいた。沈黙も苦手なので、適当な言葉で沈黙を埋めてしまう。その為、社交性が高いと誤解されてしまう。
若い頃よりも今の方が人付き合いが苦手な理由は、この振る舞いに疲れてしまったからだと思う。技術的なコミュニケーションはできるが、可能であるなら他人と接したくない。特に、感情を読み取ってしまうので、極力目を合わせたくない。
幸いなことに、子ども達には私と同じ傾向は見られないが、年相応でない気遣いをする次男は同じタイプなのではないかと不安視している。妻はHSCの本を買って読んでいた。願わくば、もう少しガサツに育って欲しい。
これは、HSPと言われる特徴なのだろうか?チェックテストをすると、当てはまるものが多い。次男にも当てはまるものが多い。過剰に反応してしまう点が、まるでアレルギー体質のようだ。ハードモードのゲーム設定は本当に嫌だ。
HSP(Highly Sensitive Person=とても敏感な人)
音や匂いに極端に反応したり、他人の感情を自分のことのように感じたりする、繊細な気質を表した言葉です。
NHKハートネットHPを引用
鈍感ガサツな方が、楽に生きられる。そんな人をとても羨ましく思う。身近な人では、要らぬ特徴を持たない妻が本当に羨ましい。