仕事にやりがいを求めない

目標は現状維持。
「可もなく不可もなく」が一番幸せ。
家族や大切な人と楽しく過ごすことが、一番大切。


数年前から、仕事に多くを期待することがなくなった。
自分の限界がある程度見えたことに加え、仕事が上手くいって出世した先の世界が魅力的に見えないことも大きな要因だ。
私は人並みに人の心が分からないので、自分の為・他社の為にマネジメントはしたくないと考えている。
普通の状態が分からない自分に、人の評価など絶対にできない。
自分のことで手一杯なので、部下や後輩の悩み事まで抱え込む余裕はない。

可もなく不可もない、生活に必要な所得だけ手にすることが出来る人生が最も素晴らしいと思っている。

夏休みになって、強く感じるようになった。

子どもたちは毎日のんびりと生活している。
朝一番で宿題を片付け、一番暑い昼間は家で遊ぶ。
午後になると公園へ行ったり、庭で水鉄砲や水風船など”涼の遊びをする。
時には、子どもたちだけでプールへ行く。

私も週末や年休取得の際は、プールで一緒に遊ぶ。
子どもたちは息止めや泳ぎなど、自然に上達している。
成長する姿を見て、”独りよがりの”達成感を感じることが出来る。
どこにも出かけないが、生活が楽しい。

家族と一緒に平凡な日々を楽しく過ごす。
これが人生の楽しみの全てではないか、と以前にも増して考えるようになった。

中国では、過度な競争に嫌気を指し、”全てを諦める”若者が増えているという。

中国の過酷な受験戦争を勝ち抜いた若者が「寝そべり族」になってしまう理由

ダイアモンド オンラインより

人に勝った・負けた、権力欲や支配力、贅沢や見栄を全て捨てれば、生活するのに必要な金があれば足りる。
人生はほどほどに生きるのが丁度いい。

私の場合、一番大切なのは家族。
その家族に寄り添える方法が、仕事に重きを置かないスタイルなら、仕事で頑張りすぎないことが幸せを希求する一番の方法だと思っている。

職を失うことがない範囲内で、7~8割の力でのんびり生きる。人生の後半生はこれをモットーにしたい。