兄弟で力を合わせよう(ゲームの話です)《上》

兄弟が力を合わせる姿を見ると、2人とも頼もしく感じます(ゲームの話ですが)

いつも文句を言い、あれが欲しいこれが欲しいとうるさい長男。口うるさいのは、いつも決まって目標が定まっていない時だ。親子間で約束を交わすと、その約束の日が来るまで文句を言わず待つことができる。健常児よりも素直に、且つ頑なに約束を守ることができる。ここが長男の良いところだと思っている。

『10月最初の土曜日、おもちゃ屋さんへ行って“ルイージマンション3“を買う』と約束をした。長男はお小遣いから4千円出し、残りは親が負担する約束。普通、『全額出して欲しい』とせがまれそうなものだが、長男はこの条件でオーケーした。お金の負担に関して、長男はなぜかいつも太っ腹なのだ。カレンダーを見ては、10/3の土曜日を心待ちにしていた。

ルイージマンション3は、ルイージが主人公でオバケを退治しながらダンジョンを進むゲームだ。ゲームセンターでアーケード版を見てから、長男はこのゲームをずっと欲しがっていた。『難しそうじゃない?もっと簡単なゲームにしたら?』と言っても、一途にこのゲームが欲しいと言い続けた。

自閉症あるあるだと思うが、店頭に欲しいものがないとパニックを起こすかもしれないので、前もって万全の準備をする。店頭で品切れになっていることを危惧し、前日の夜におもちゃ屋へ電話して在庫の確認をした(最近は取り置き不可の店が多いようで、この方法を取らざるを得なかった)。10/3、おもちゃ屋の開店と同時に売り場へ向かう。ルイージマンション3を見つけると、長男は満面の笑みを見せて喜んだ。

ソフトを買う前から熟読していた攻略本。長男はかなりの事情通になっています。

《中》へ続く