次男は優しい“お兄さん“
次男は気が利き、お世話好き
自閉症の長男は、いつもマイペース。好きなものの予定は分単位で時刻を確認する緻密さを見せるが、それ以外は基本のんびり。のび太くんのように、時間に追われることのない悠々自適の生活を好む。のんびり屋で体格のいい長男がリビングのソファーで“のんびり“していると、アザラシの日光浴が頭に浮かぶ。
だらけがちな長男を見守っていてくれるのが、3歳下の次男だ。次男は、とても細かいことに気が付く。片付けやペットの餌やりなど、次男は長男の様子を伺い、忘れていそうなときに声がけをする。週末のお出かけ先など。長男が親へ要望を伝える時には「前はこう言っていたよ。やりたいことが変わったの?」と補足する。長男は以前の要望を忘れていることがあり、この次男のアシストでやりたかったことを思い出す。お世話をする感じはお姉ちゃんのようだ。
次男は、“年下のお姉ちゃん“
次男は学校でもこのお兄ちゃん力・お姉ちゃん力を発揮している。
- 出来ないことがある同級生の手伝いをする
- 一人で寂しそうにしている同級生に声をかける
- 先生がいない時に物を壊したりケガ人が出たら職員室へ行き助けを求める
- 積極的に手を挙げる
いい子ぶっている、と見なされそうなことを、周囲の目を気にすることなく、遠慮なくやってのける。人間関係をしっかりつくっているので、優等生の行動をしても嫌がられない。40歳の私が未だに出来ないことをやってのけている、
次男のこの対応力は、我々親が長男のことで苦労している様子や分かりやすい段取りを提示する手法を見て身につけたものだと思う。幼稚園入園してすぐ、上記のような行動を取っていたので、筋金入りだと思う。
前回のブログには、長男から学ぶものがあると書いたが、次男からは人間社会で生きていく心構えや姿勢、具体的にはコミュニケーション能力を“学ばせて頂いている“。
書き表していない妻も含め、
私は家族に支えられている。感謝しかない。
子ども同士で教え合う方が、親が一方的に教えるよりもいいようです。長男の理解もさることながら、次男は教え方が上手くなっています。