犬を飼いたい!前編

ウチはハムスター(ハムちゃん)と金魚(わっちゃん)を飼っている。お世話はもっぱら親の仕事で、餌をあげ、ゲージや水槽の掃除をする。子どもたちはたまにかわいがるだけで、お世話はしない。でも、家に動物がいることで、子どもたちは動物が好きになった。情操教育とやらの効果を享受しているのではないかと思う。

ウチは戸建て住まいなので、もっと大きな動物、例えばイヌやネコを飼える環境を有している。でも飼えない。理由は、次男が喘息持ちだからだ。

次男の喘息症状はそこそこ重い。ダニとハウスダストのアレルギーがあり、年に何回か喘息症状が重ったことかとにより学校を休む。抜け毛の多い動物を飼うことはできないのだ。

上記のアレルギーは、小児科のアレルギー検査で判明したのだが、その検査は指先に針を刺して採取した血液を使って行うというもの。次男は、針を刺す検査が嫌で、『検査するぐらいなら、ペット飼わなくていい』と言っていた。かわいい動物が大好きな長男が『イヌを飼いたい』と言い、私が『アレルギー検査が必要だよ』と言うと、次男は『僕は嫌だから、飼わなくていい』と言う。痛みに弱い長男がアレルギー検査を受け入れる覚悟をしていても、次男が拒否。チクッが痛い、二度とやりたくない、と彼は言う。

旅行へ行かず、外出も少ないウチなら、イヌの面倒を見ることはできる。長男にイヌの散歩を任せたら、家でダラダラしている長男に歩いてもらえる。でも、次男はイヌの毛で喘息が悪化するおそれがある。次男はアレルギー検査の針を断固拒否。よって、ウチでイヌやネコを飼うことはないと思っていた。

最近少し潮目が変わってきた。次男のイヌ熱が急速に高まっている。何故だ?